冬越し野菜栽培は難しい ― 2010/11/01 22:00
タマネギに始まった冬越し野菜栽培だが、今日のソラマメ、エンドウマメの種蒔きで一段落ついた。
最初に蒔いたタマネギの苗は1/5も残っていない。2度目に播種した苗は順調に育っているものの、植え付け時期に適度な大きさまで生長してくれるのか、なかなか気が抜けない。
今日播種したソラマメやエンドウマメも冬越しには、適度に生長した苗が必要なようだ。大き過ぎても小さ過ぎても寒さにやられてしまう様だ。
11月の気温次第で生育状況は左右される。平年より気温が高めに推移するのではないかと、11月半ばに播種するつもりでいたが、このところの気温の低下で11月は平年並みの気温と判断した。
天候:曇り 気温:14℃-22℃
作業時間:10:30-12:30
虫取り:ヨトウムシの姿が消えて、青虫とコナガの幼虫が増えてきた。丹念に見つけて取り除く。コシャリが効くのは気温が24℃以下の環境でヨトウムシにだけだ。
ソラマメ(河内一寸そら豆)播種
株間45cmで1条、5株
あと5株分播種したいが場所の確保がなかなかできない。
エンドウマメ(つる有スナック・えんどう)播種
株間30cmで1条、10株分を点蒔き
8、9月にハワイ土産のキュウリを栽培した畝を使った。栽培期間が短く、収穫も僅かだったので施肥した肥料分はほとんど残っているはずだ。
秋晴れに農作業を楽しむ ― 2010/11/02 21:29
10月は日照時間が少なく秋晴れに恵まれなかった。今日はうっかり厚着をして作業していると汗ばむほど暖かい。夏の炎天下と違って陽光が心地よい。この晴れ間は今週末まで続くようだ。収穫後に乾燥が大事なラッカセイやサツマイモを収穫してしまいたい。
天候:晴れ 気温:11℃-21℃
作業時間:9:30-10:00(三田)
10:15-12:30(座間)
三田のサツマイモ
久しぶりに晴れ間が見えたので、サツマイモの収穫をしたかったが、葉が黄ばみ始めたばかりだった。YKさんと相談して収穫をさらに1週間延期することにした。
ナスと赤シソを撤去
夏の間、シソ・ジュースを提供してくれた赤シソはすべて刈り取ってしまったが、飽きるほど実ってくれたナスの撤去作業をしていると、突然、巨大なナスが出現した。
ハサミと比較すると大きさがわかる。生え際に勢いのよいわき芽があり、まだ大きな実をつけそうなので、数株を剪定して残して様子を見ることにした。
虫取り
病死したヨトウムシを見つけた畝では、生きているヨトウムシは見当たらないが、それ以外の畝では、再びヨトウムシが出現し始めた。数は少ないものの、青虫、コナガの幼虫を合せるとかなりの数になる。
カエルにもっと食べて欲しいのだが、虫をつまんでカエルの鼻先にもっていくと見向きもせず、よそへ行ってしまう。満腹なのか、好みでないのか・・・
ラベンダーの挿し木
隣のNさんの畑の一角にラベンダーがたくさん植えてある。近くに行くとラベンダーの芳香が漂う。そこでNさんにお願いして挿し木用に枝を少し分けてもらった。
先日、KMさんがもって来てくれたローズマリー
ローズマリーも挿し木だが、すでに根がしっかり出ているので、活着してくれそうだ。
いずれ、ラベンダーとローズマリーは畑の南側と北側の縁に風除け、害虫除けとして移植していきたい。
観察:
タマネギ苗とカタバミ
どういうわけか、カタバミが生えているところの方がタマネギ苗の生育状態がよい。イチゴの苗も同じだった。
ルバーブはシベリアが原産地
気温が下がって見違えるように元気になった。来年はウリ類の棚の日陰に入るように工夫した方がよさそうだ。
ボガディージョで夕食 ― 2010/11/03 20:33
昨晩、帰りが遅くなり夕食を作っていると9時過ぎになってしまいそうになり、バタール(フランスパン)でサンドイッチを作った。挟んだのはスーパーで買ってきた秋刀魚のフライ。
40年ほど前、スペイン旅行で空腹を満たしたのはスペインのサンドイッチ=ボガディージョだった。薄い生ハムを挟んだだけのものだったが、安くて量があり美味しかった。
生ハムは高くてとても常備しておけない。日本への帰途、通過したトルコのイスタンブールの屋台舟で食べた鯖サンドも小さめのフランスパンに挟んであった。これも忘れられない味だ。鯖と言っても切り身ではなく、丸々1匹をカリカリに揚げたものでボリュームがあった。
畑でとれたワサビ菜と秋刀魚フライを挟んだボガディージョがあっと言う間に出来上がる。夕食にするより畑の弁当にした方がよさそうだ。
天候:晴れ 気温:9℃-17℃
作業時間:9:00-12:30
ラッカセイを収穫
先週に続いて残り半分のラッカセイを収穫した。夏の暑さと雨不足が影響しているのか収量は予想を下回った。ラッカセイの中、小さなものを持ち帰り茹でて食べた。小さいので15分も茹でれば十分で、食べてみるとコクがあって後を引く味だ。
ラッカセイの後にタマネギを今月下旬に植え付ける予定。
苦土石灰と米ぬかを散布し、ラッカセイの残渣でマルチしておいた。
20日ほどしたら植え付ける予定のタマネギの苗
播種して1ヶ月少々、まだ15cmほどの背丈だ。
観察:
畑の捕食生物
カマキリ
アマガエル
これらの捕食生物がいなければ葉菜類は青虫とコナガの幼虫で穴だらけになっているかもしれない。
フルーツトマトがたわわ ― 2010/11/04 21:31
実生のミニ・トマトはいつまでも元気がよいが、そろそろ片付ようと近づくと、ミニ・トマトではなくフルーツ・トマトのレッドオーレがたわわに実をつけていた。
夏に挿し芽しておいたものだ。周囲のミニ・トマトに劣らずいつまでも勢いが衰えない。しかし、最高気温が20℃に満たないようでは赤く熟すことはないだろう。ここしばらく最低気温が10℃を下回っているが、最高気温は20℃を少し下回るくらい。この傾向が数日続いてくれると少し期待してもよいかもしれない。温度差が重要らしいが、必要な温度差10℃に少し足りない。
天候:晴れ 気温:8℃ー16℃
作業時間:10:30-12:30
夏野菜の残渣の片付け
木化しそうな部分は乾燥させてから燃やし灰を取る。それ以外の部分は有機マルチにした。
有機マルチした畝に米ぬかを散布しタマネギ、ソラマメ等の栽培に備えた。
米ぬかには、窒素、リン酸以外に、デンプン質も含まれ、コウジカビ、酵母等も生きている。デンプンはコウジカビ等の糸状菌の働きで糖に変えられ、この糖を栄養にして酵母菌や放線菌等の働きが活発になる。これらの菌の中には窒素をアミノ酸化したり、病原菌を殺す抗生物質を作り出すものがあるという。米ぬかを草マルチなどで紫外線から遠ざけ、これらの菌の働きを促せば、栄養素の供給だけでなく、病原菌の発生を抑える効果が期待できる。
畝間の通路にも残った米ぬかを散布。
観察:
防虫ネットをしてあるハクサイが虫食いだらけになっている。
よく見るとヨトウムシの弱齢幼虫が1株に数匹ついている。すぐ北側で防虫ネットなしで栽培しているブロッコリーとカリフラワーにはヨトウムシの姿はほとんど見えないのだが・・・
ライ麦を蒔く ― 2010/11/05 21:14
1日の平均気温が15℃を下回り始めたのでライ麦を蒔いた。できればライ麦の後に陸稲のヒタチハタモチ(もち米)を蒔きたいのだが、広さが足りないので迷っている。
ライ麦はわずか50ml-1700粒程度を蒔いただけなので、ライ麦・パン作りまでたどり着けるかどうか怪しい。だいたい、足踏み脱穀機すら持っていないので、収穫してもそのままマルチの材料にして終わってしまいそうだ。
寒さに強く、やせた土地でもよく育つことで、ライ麦パンには貧者のパンとして蔑視されてきた歴史があるが、食べてみるともっちり感と酸味がありなかなか美味しい。その上、栄養豊富だ。天邪鬼にはうってつけの作物だ。
天候:晴れ 気温:7℃-19℃
作業時間:9:00-12:30
ライ麦播種
エンドウマメの風除けを期待して、その北側に。
条蒔き、3条。覆土した後、軽く踏み種を土と密着させ水遣りをして種蒔きは終了。
冬の間、余り大きく生長しないようなので、風除けとしてはあまり期待できないかもしれない。
圃場の北端にも風除けを兼ねて
風除けにならなくても、アブラムシ除けには有効だろう。他にソラマメの周囲でもライ麦を栽培してアブラムシの飛来を防ぎたい。
観察:
防虫ネットをした畝にカエル
キャベツの葉の上にアマガエルがいる。防虫ネットが十分役立っていない証拠だ。これではヨトウムシなどに簡単に侵入されてしまう。アマガエルの活躍に期待しよう。
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