タマネギに草マルチ2010/12/01 20:56

先日の早朝に米ぬかを手に入れたので7時過ぎに畑に運んだ。暖かい昼間とはちがって霜が降りて寒々としていた。タマネギが霜柱の被害を受けないうちに、保温保湿のために草マルチをしておきたい。
現在、麦畑にしている20㎡の空き地で草刈したものが数回分ある。タマネギ畝の1/4はすでに収穫残渣でマルチしてある。残る3/4に十分な枯れ草となると、かなりの量になる。
タマネギに草マルチ
案の定、草は足りず、ゴーヤの枯れた蔓も動員しなけらばならなかった。それでも霜柱を防ぐだけの厚さがなくススキを刈ってくる必要がありそうだ。

天候:晴れ 気温:7℃-17℃
作業時間:12:30-15:30
タマネギに草マルチ
草マルチしたタマネギ
「押し切り」があれば細かく刻みマルチしやすいのだが、枯れ草がタマネギに被さらないよう注意しながら作業をする。面倒な半面、タマネギの生育状況をつぶさに観察できる。

コシャリの準備
最初は「白きょう病菌」、「緑きょう病菌」がどういものかわからず、培養のため保管していた容器に水を入れてしまった。
疫病菌の培養器
これから砂糖を入れて菌の栄養とするつもりだったが、これらの菌は菌類(カビ)だった。カビは好気性と思われるので、温かめの砂糖水での培養は適当でないと考えた。
培養地
植木鉢に土と米ぬかを混ぜて詰め、それにヨトウムシの死骸を載せ、保温・保湿・紫外線除けの草を被せておいた。
コシャリの培養地
培養地の湿度を保ちながら、時々切り返し、培地全体に空気を入れながら、菌の胞子が行き渡たるようにする。春に、ヨトウムシに悩まされた畝の周囲にこの培地を撒いてみるつもりだが、目論見が功を奏するか、再び秋が巡ってくるまでわからない。

観察:
白きょう病菌の胞子と思われるものに覆われたヨトウムシ
白いヨトウムシの死骸
ヨトウムシや青虫の姿が見えない穴だらけのハクサイの奥を覗くと奥の方に白いヨトウムシの死骸

イチゴが実をつけている。
イチゴの実
先日は摘花、今日は摘果になってしまった。

灰は灰に、土は土に・・・2010/12/02 21:35

何でも疑いを持ってかかる懐疑主義者=無神論者が旧約聖書の言葉を持ち出すなんて、奇妙だが、収穫残渣を焼却し土に戻す作業をしていると、ついこんな言葉が頭に浮かぶ。
収穫残渣
今日は、このドラム缶コンロ2杯分の残渣を焼却。
残渣焼却
灰は土に。
残渣から草木灰
僅かな塵のようになってしまった灰だが、土に戻れば・・・

天候:晴れ時々曇り 気温:8℃-17℃
作業時間:10:00-13:30
春に備えて圃場の片付け
残渣を焼却して草木灰採取。野焼きではなく、ドラム缶に細工をしたコンロで焼却したが、やはり消火には注意を払う必要がある。すっかり消えたと思っても水をかけるとモウモウと煙が上がる。

予備に残しておいたタマネギの植え付け
タマネギの植え付け
苗としては小さめのものが多い。4cm間隔でやや密植にし、寒さに耐えることを期待。

観察:
ニラの生命力
サビ病のニラが復活
一昨日にサビ病に罹ったニラの青葉の部分を刈り取ったが、僅かな時間で復活の兆しを見せている。

隣のNさんが持ち込んできた正体不明の植物
黒い実をつけている。
黒い実をつけた植物
花は小さく可憐
黒い実をつけた植物の花
時間に余裕がなかったので、とりあえず受け取って植えておく。1年草ではなく多年草のようだが、植物名をしらべる取っ掛かりすらわからない。

スナックエンドウの様子
スナックエンドウの苗
草丈が10cmに達した。北側に笹を挿して霜と風除けに。

小麦に3枚目の本葉が出始める。
小麦に本葉3枚目
今月半ばには最初の麦踏ができそうだ。

2004年12月5日2010/12/03 20:53

神奈川県海老名市では、2004年のこの日に24℃を記録している。そして、今日12月3日は23℃。9月22日のブログで「今年の天候は2004年によく似ているとの天気予報、確か予報士の森田さんによるものだったと思うが」を取り上げたが、その通りになった。今後の推移は不明だが、参考にはなる。気象庁の「過去の気象データ検索」を調べてみるが、素人にはどんな傾向の冬になるなるのか分からない。
季節外れの高い気温とともに瞬間風速15m/sを超えていそうな強風が吹いたのも同じだ。不用意に自転車で横風を受けると転倒しかねないほどだった。畑の見回りでも、自転車用のヘルメットとサングラスを着用。強風で何が飛んでくるかわからない。

天候:雨のち晴れ 気温:12℃ー23℃
作業時間:13:15-14:15
飛散しているものがないか見回る。周囲の畑の四阿(あずまや)の覆いやトンネルの被覆が風で吹き飛ばされかかっている。いつもここでご夫婦が作業の合間に憩っているのだが。
強風で剥れた覆い
剥れかかったトンネルの覆い
剥れかかったトンネルの覆い
周囲に遮るもののない吹きさらしなので、被覆のしっかりした固定が必要だ。春はいつもこんな感じの強風が続く。
見回りが終わるとすることはないが、椅子に腰掛けて四阿(あずまや)の様子をしばらく観察。マグボトルの温かいコーヒーをゆっくり味わえる、ほどなので問題なし。

最後に播種した間作の小麦が発芽
間作の小麦が発芽
タマネギ、ソラマメなどの畝の間に蒔いた小麦

ロールキャベツ
昨日収穫したキャベツと鶏燻製のガラで取ったスープでロールキャベツを土鍋で煮込む。
ロールキャベツ
挽肉の餡をキャベツで巻いただけなので、厚めの皿を落し蓋代わりにして、ロールキャベツが踊らないように抑える。
皿を落し蓋代わり
挽肉の餡の材料はありきたりに
ロールキャベツの中身
、牛豚の合挽き肉、やや多めのベーコン(無添加、手作り)、繋ぎ(牛乳に浸したパン)、塩、胡椒、シナモン(ナツメグの代わり)、キャベツの芯とタマネギ(買ったもの)と長ネギのみじん切り等
キャベツの芯にフォークを突き刺し、芯の周囲に包丁で深い切れ目を入れ、熱湯に入れる。
キャベツを茹でる
自然に剥れてきたものを皿などにとる。
茹でたキャベツの葉
生のまま葉を剥がしたのでは破れてしまう。

自然農の現場2010/12/05 20:15

昨日は山方面の遠出には最適の好天に恵まれた。大学院で微生物学を専攻しているKMさんの就職が内定し、春には神奈川を遠く離れてしまう可能性が出てきた。寒さが厳しくなり路面凍結の心配がない、今日しかチャンスがない、ということで、以前から話題になっていた藤野の「パーマカルチャー・センター」を訪れることにした。
お昼頃にやっとそれらしき場所に到着したが、何も表示がなく、自然農の様子を探るという目的は果たせなかった。帰宅後に確認してみると、すぐ近くまで行っていたのだが・・・暖かい日に、再び小回りのきく自転車で訪れてみよう。
KMさん、午後には予定が入っていると言うので、昼食を摂ることもできずにいた。帰路、途中にある服部牧場のアイスクリームで一息ついた。ダブルで650円と高いが美味しい。
服部牧場のアイスクリーム
県道412号線を辿り、三田の畑にも案内する、というより脇を車で通過。
座間の畑に帰ってきたところで、KMさんが持参したローズマリーとローレルをそれぞれ10本ずつ挿し木にする。
ローズマリーとローレルの挿し木
さらに今日はラベンダーを15株分を挿し木。
ラベンダー、ローズマリー、ローレルの挿し木
これまでの経験から、ラベンダーとローズマリーの挿し木は活着が期待できるが、ローレル(月桂樹)は少し事情が異なるようだ。挿し木の時期としては5,6月が適期とあるが・・・その時期でさえ、うまくいく時と、そうでない時があるようだ。要するに運任せ。挿し木=育苗の場所は、毎日、観察や水遣りできるよう四阿(あずまや)の前にした。

天候:晴れ 気温:5℃-16℃
作業時間:9:00-10:30
ラベンダーの挿し木
ラベンダーの挿し木
あとベリー類が欲しい。ラズベリー(木苺)ならば山の沢沿いに自生しているはずだ。この季節ならば山ヒルの心配はなさそうだ。

収穫期を逃したキャベツ。
割れたキャベツ
玉がまだ小さいが、押してみると硬いので、収穫期が近づいている、と気づいていたのだが。中央が裂けてしまっている。

ダウンシフター2010/12/06 07:54

年収80万円で豊かな生活をめざす、なんて言っても、誰にも相手にされないだろう、と考えていたが、そうでもないらしい。
「減速して生きていく生活様式を追及する人」のことを「ダウンシフター」というらしい。今朝のテレビ番組で取り上げていた。英語の「ダウンシフト」は日本語の「減速」に当たる。人生を勝負と捉えず、金持ちは勝ち、貧乏は負け、という価値観に囚われず生きていくこととなれば、私の求める生き方そのままではないか。
もしかすると、現役を退き、社会の表舞台から遠ざかるばかりの残余の人生どころか、最先端の生活様式かもしれない。
周囲には、毎日の野良仕事に満足していることに不安を感じている人もいる。実態はともかく、老後の趣味としての野菜栽培をしているつもりはまったくない。「家庭菜園」と言われるのも受け入れがたい。いずれ衣食住を完結させる場として考えている。

天候:晴れ 気温:9℃-17℃
作業時間:9:00-12:30
冬越し野菜の畝作り
冬越し野菜の畝作り
米ぬか、油かす、草木灰を散布
米ぬか、油かす、草木灰散布
肥料らしいものはこれだけ。後は残渣などでマルチ。
残渣で有機マルチ
マルチをしておくと、米ぬかにいる麹菌、酵母、乳酸菌などが紫外線によって死滅するのを防ぐことができる。10日もすれば、畝の表面が麹菌で白くなる。

観察:
挿し木をした苗の様子
ローレルとローズマリー
ローレルとローズマリーの挿し木
ローレルの挿し木が心配だが、今のところ無事の様子。
ローレルとローズマリーの挿し木
湿り気を帯びた畝の表面に手を触れると温かい。地中海沿岸が原産地、とあるので、この状態が保たれれば活着するかもしれない。

イチゴの風と虫除けのエンバク
イチゴの風除・虫よけのエンバク
買ったライ麦はほとんど発芽しなかったが、自家採種したエンバクは発芽も生育もよい。まだ30cmほどの丈だがイチゴをしっかり北風から守っている。