身近な驚異2010/12/07 21:00

ふだん当たり前のものとして見逃しているものも、注意深く観察すると、意外な発見がある。
間作の小麦の発芽
小麦の発芽
小麦は草木でいうならば草である。硬い木ならば何も不思議はないのだが、柔らかな草の芽が、粘土質の硬い地面を割って発芽している。見れば見るほど驚異だ。ありふれた光景がだが、どうしてこんなことが可能になるのか・・・そういえば「石割桜」なんていうのが歌の文句にあった。木ならば石をも砕くのだ。

天候:曇り、時々晴れ 気温:8℃-16℃
作業時間:10:00-12:30
ドラム缶コンロ、ストーブといった方が適当か・・・の手入れ
サビが出たドラム缶コンロ
熱で塗装が剥げてしまったところに雨が当たりサビが出てしまった。友人が作ってくれたものを粗末にしたくない。安いコーン・サラダ油があるのでサビ止めにしてみた。よく手入れされたフライパンのようになってくれるとよいのだが。
植物油を塗ったドラム缶コンロ
何度か使う度に塗り重ねれば光沢が出てきそうだ。

麦踏1回目
麦踏
本葉が3、4枚になってきたので、思い切って麦踏。初めてのことなので恐る恐る麦の上に乗っていく。
麦踏の後の畑
あと1回は2月に予定している。

来春のジャガイモの準備
来春のジャガイモの準備
サトイモを収穫した後しばらく放っておいた畝にジャガイモを作付ける準備をした。サトイモは堆肥置き場に移動。そのため、少し残っている堆肥を必要になりそうな畝に米ぬかとともに投入している。
シートの天日干し
ついでに使用済みの堆肥を覆っていたシートを天日に干す。

観察:
イチゴ3株に再び花が咲いている。
イチゴの花
10月に購入した小さな苗にも蕾が見える。
イチゴの蕾
イチゴの苗は56株あるので、これら3株が春に実をつけなくても大きな影響はなさそうなので、年末のイチゴを楽しむことにする。エンバクが北風を遮り陽だまりになって暖かそうだ。

タマネギの様子
タマネギの様子
自分で育苗した苗は無事に生長しているようだ。小さめの苗だったが、採取してすぐに植え付けたので活着の状態が良好のようだ。苗がしっかり立っている。

冬らしい寒さ2010/12/08 20:58

昨日とまでは打って変わり、畑で日差しが陰ると急に寒くなりじっとしていられない。今まで暖かかったので保温トンネルによる冬越し野菜栽培の準備を進める気になれたかった。
元工務店勤務のAHさんが来てくれたが、四阿(あずまや)の改造用に頼んでおいた材料がまだ来ていない。
せっかくなので冬から早春にかけて収穫したい根菜類のコカブ、ラディッシュ、ダイコンとシュンギクの播種をした。
週末に木材(2x4材)が揃ったところで四阿の改造をAHさんに手伝ってもらうことになった。

天候:晴れ、時々曇り 気温:6℃-13℃
作業時間:9:00-15:00
コカブ、ラディッシュ、ダイコン、シュンギクの播種
コカブ、シュンギク、ラディッシュの播種
条蒔きではなく点蒔きにして種の節約と間引きの手間を省く。
ダイコン(春のぞみ大根)の播種
春のぞみ大根の播種
僅かに残っていた種を蒔いたため発芽状態が不良ならば大蔵ダイコンで再度播種。
最後に不織布でベタ掛けと水遣り
ベタ掛け
発芽したらビニールトンネルで保温する予定。

堆肥置き場周囲の整理
サトイモ栽培のスペースを20㎡程度確保するためには、春に2トン購入した牛ふん堆肥を使い切る必要がある。
堆肥置き場周辺
堆肥置き場周辺
限られたスペースなのに有効利用ができていない。手前はライ麦畝になる予定だったが、ライ麦がほとんど発芽せず、裸地になっている。この畝を合わせると長さ5m、幅1.5mの畝が3本用意できる。サトイモの親芋20株前後を植え付けるには十分だろう。これで遊んでいるスペースがなくなる。

観察:
活着が心配なローレル(月桂樹)
ローレル(月桂樹)の挿し木
まだ無事な様子だが、平年並みの寒さにもどってしまった影響がどう出るのか・・・

麦(小麦=農林61号)踏の翌日
麦踏の翌日
やや厚蒔きで繁茂気味なので早めの麦踏をした。初めてのことなのでその後が心配だったが、杞憂だった。茎立ちするまで2週間置きに麦踏をする必要があるらしい。2月に茎立ちすると、幼い穂が寒さ(-2.5C)で傷んでしまう様だ。

四阿の改造準備2010/12/09 21:18

2×4材8フィート長のものが入荷したとの連絡があり,ホームセンターに受け取りに行った。乗用車では運べないので、車を借りる。1時間半までの利用ならば無料だ。6フィートのもの10本を合わせると15本ある。6フィート材が1本238円で安いのだが、8フィート材はどういうわけか1本548円もした。
材木のペンキ塗り
畑に運び込むとすぐに防水対策として水性ペンキを塗布。ペンキは春の残りなので僅かしない。6フィート材7本と8フィート材4本の1回目のペンキ塗りができた。2、3回は重ね塗りしないと雨対策には不十分だろう。

天候:晴れ 気温:4℃-13℃
作業時間:9:30-12:30
2x4材にペンキ塗りし、雨除けにブルーシートで覆う。
2×4材をブルーシートで覆い保管
次回AHさんが来るまでに四阿(あずまや)南側のゴーヤ用の棚を片付けておかねばならない。

ハクサイに鉢巻
ハクサイの防霜、防寒
最低気温が5℃を下回るようになったので、外葉で包み保存効果を高めながら防霜、防寒対策した。

ローレル(月桂樹)に北風対策
挿し木の月桂樹の北風対策
挿し木の活着が難しそうなローレルに北風が当たらないよう、周囲3方向の土を少し高く盛って、陽だまりになるようにしてみた。

典座(てんぞ)2010/12/10 07:58

仏教の禅宗では「食事を作ること、食べること」も大事な修行だそうだ。その食事を作る修行僧のことを典座と言うらしい。宗教らしいこじつけだな、と思っていたが、そうでもない。
小田原にある黄檗宗のお寺で精進料理を頂いたことがある。肉類を使わずによくもこれほど多様な食事がつくれるものだと驚かされた。精進料理の材料を寺の畑で自家栽培している様子をテレビ番組で見たことがある。野菜の皮まで捨てることなく端々まで利用しているのを見て感心させられた。栽培、調理、食事がすべて無駄なく繋がり完結している。
12月のこの頃になると、朝6時にはまだ日が昇っていない。肌寒く暗い中、朝食と弁当を作っているとつい面倒になる。そんな時、「食事は、作ることも食べることも、生きるための修行のようなものだ」と呟くと、否定的な気分が一新され、頂いた命をありがたく頂かねば、となる。

天候:晴れ 気温:2℃-13℃
作業時間:10:00-13:30
ペンキ塗り
2×4材に2回の重ね塗りをするだけで今日の作業は終わりにする。1回目のペンキが乾くのを待つ間に畑を見回る。カメラを忘れたことに気づく。
春、夏に比べると変化が少なく、注意を引くものは見当たらない。それでもカメラは忘れるべきでなかった。

ショウガのジャムを作る
ショウガの蜂蜜漬けをジンジャーエールや生姜湯で楽しんだ残りでジャムを作ってみた。
生姜のジャム作り1
生姜の蜂蜜漬けには新ショウガ、蜂蜜の他にクローブ、シナモン・スティック、赤唐辛子、グラニュー糖が入っている。赤唐辛子を入れたままではジャムとして辛くなりすぎるようなので、取り除く。シナモン・スティックの量も半分にしてみた。赤唐辛子はもっと早い時期に取り除いておいた方がよかったかもしれない。トウガラシのとがった風味が気になった。ラム酒を加え、フードプロセッサーで粒がなくなるまですり潰す。
ショウガジャムの材料をフードプロセッサーにかける
すり潰した材料を鍋に入れ火を通し、熱いうちに容器に移す。冷めたら冷凍庫で保存。
ショウガジャム
これでカビの心配がない。糖分が多いので冷凍庫に入れても凍らない。
味見をしてみると、案の定、トウガラシの辛味と匂いが気になる。しばらく寝かせれば癖が取れて味が丸くなるかもしれないが、あまりお奨めできる味とは思えない。残ったショウガやトウガラシは料理の薬味として使った方がよさそうだ。

愚者の一念2010/12/11 18:23

無理かなと思いながら植え付けた小さなタマネギ苗の生長がやはり思わしくない。
タマネギの様子
中には溶けるように消えてしまいそうなものもある。
ここは、愚かと言われようとも、一念をもって、何とか春までもたせたいのだが・・・
残った小さな苗の中で違う場所に植え付けたものは元気に育っている。日当たり具合は同じだが、ここには強い南風の影響がない。
風の影響が少ないタマネギ苗
北風より暖かいといっても冬の南風だ。小さな苗には過酷なくらい強い風が吹くと影響は小さくない。
南風を遮るように栽培を始めた小麦はまだ小さいし、これから何度か麦踏をしなければならないので、あまり当てにできない。天候が本格的に冬型に移行すれば、南風はそれほど吹かなくなるはずだ。それを念じて待つより術がない。

天候:晴れ 気温:3℃-18℃
作業時間:9:00-10:00
四阿(あずまや)南側のゴーヤのネットを外す
ゴーヤのネット
強風で竹の支柱が飛びそうなので、ネット外しを中止。

近くの麦畑の様子
本格的な麦踏
耕運機でローラを引いている。初めてこの場所を訪れた時に見た黄金色の麦畑は夕日を浴びて神々しかった。