ホタルの里で餅つき2010/12/12 17:18

自然農法で栽培し、天日干にしたもち米のお餅をつく。これほどの贅沢はない。麦蒔きの際に頂いた玄米があまりに美味しかったので、自然農法による玄米を探すと、5kgで4,000円もする。たった500円の年会費では割に合わないのではないか、とつい口に出る。
ホタルの里の餅つき
今日は青空の下、ホタルが生息できる水で育った米で作る餅だ。餅つきでは、餅をつく前のこの作業が重要らしい。
餅つき
杵でしっかり米を押し潰しておかないと、つくときに飛び散って餅にならない。息を切らせて力のこもった作業が続く。
つきたての餅で雑煮
つき上がったばかりの餅と参加者が持ち寄った野菜やキノコで雑煮にする。持参したサトイモも好評だった。

天候:晴れ 気温:6℃-14℃
作業時間:10:00-14:00
堆肥(馬糞と落ち葉)の切り返し(画像中央)
堆肥の切り返し
小麦栽培には、落ち葉だけの堆肥だけでは不十分ということで、馬糞と落ち葉を混ぜた堆肥に水をかけながら切り返す。

「望地の田んぼとゲンジボタルを守る会」総会:
2010年度の決算報告: 承認
2011年度の活動目標・方針・原則・予定: 承認
1.活動目標
ホタルを始めとする用水路や田んぼの生物と生態系を保護し豊かにします。
2.活動方針
ホタルを始めとする用水路や田んぼの生物と生態系の保護活動をします。
休耕田を復旧し、生物と生態系を保護し豊かにする農法を実施します。
3.活動原則
会費500円
入退会の自由
参加不参加の自由(途中参加不参加の自由も含む)
活動日は以下の活動予定通り、4・6・10・11・12月以外は第4週の日曜日にします。(事情により予定変更はあります)
雨天の場合は中止か延期ですが、当日の連絡はしませんので参加不参加は各自ではんだんしてください。延期された場合のみ後日連絡します。
原則連絡はしません。以下の予定が変更された場合のみ連絡します。
1月23日(日)用水路の清掃、昼食にお汁粉(予備日30日)
2月27日(日)堆肥切り返し、甘酒(雨天中止)
3月27日(日)ザリガニ退治、煮込みウドン(予備日4月3日)
4月17日(日)土団子播種、赤飯と豚汁(予備日24日)
6月5日(日)麦刈りとホタル観察会、バーベキュー(昼食)、焼ソバ(夕食)(予備日12日)
5月25日-7月7日ホタル調査件パトロール
7月24日(日)田んぼ及び周辺の草刈りと堆肥切り返し
9月25日(日)田んぼ周辺の草刈りと堆肥切り返し、うどん
10月9日(日)稲刈り、水団(予備日16日)
11月6日(日)小麦の播種、赤飯と味噌汁(予備日13日)
12月11日(日)堆肥作りと餅つき、雑煮(予備日18日)

四阿を増築2010/12/14 20:55

昨日も今日も雨模様。9時頃には雨脚が和らぎ何とか作業を始めることができた。地面がぬかるんで足元がよくない。遮光のために南面に掛けていたヨシズを外すと、風雨に長らく晒されていたためか、バラバラになってしまった。
ヨシズを外す
このヨシズを張っている面の傾斜を浅くして屋根の面積を広げるのが今日の作業だ。
柱を垂直に立てるのが難しい。長らく建築現場で指揮をとっていたAHさんが手際よく水準器、角材、細引きなどを使って柱を垂直に立つように土台の位置を決めていく。
土台の位置を正確に決める
土台の位置が正確に決まれば、柱を垂直に立てるのは難しくない。土台と同様に柱の上部の位置を決めると垂直だ。
柱を立てる
2mほどのまっすぐな角材等を定規代わりにすると、水平や垂直を確認する時に便利だ。
垂木を張る
屋根材を載せる垂木を張って今日予定していた作業は終了。雑然としているのは不要なものが多いためか。

景観は重要2010/12/15 21:40

慣れない肉体労働が続くと疲労が溜まる。朝、目が覚めても起き出すの辛く、今日は畑を休みにしようか、と迷うことがある。趣味のようなもので、僅かだが収入があるわけだし、それにこの時期になると、生育状況にもあまり変化がないではないか、とつい言い訳を考える。そんな時に畑の周囲の景観が思い浮かぶと、知らぬうちに身体が動いて畑に出ている。
麦畑と丹沢大山
丹沢大山を背景にして麦畑を見るのが好きだ。畑にありふれた緑の麦に何の魅力があるのかわからないが、不思議に惹きつけられる。
昨日に続いて今日も四阿(あずまや)に手を入れた。片付かず雑然とした様子にうんざりするが、まだネジで仮止めをしてあるだけの箇所もあるのでボルトを使ってしっかり止める必要がある。このような建屋を畑に持ち込む時には見た目も大事だ。簡素でいながら必要な機能を備え外観もよい、が最低限の条件だ。プラスチックなどの人工素材はなるべく植栽などをして隠蔽しておきたい。
四阿の拡張
多少の風雨でも作業できる、収穫物の一時保管、乾燥などができるスペースの確保はしたいが、四阿が周囲と調和して景観に優れないのは困る。

天候:晴れ 気温:7℃-14℃
作業時間:10:00-12:00
四阿(あずまや)増築分の補強
細い木ネジでは強風対策には不十分だ。ネジが外れてしまうと、せっかく柱の垂直を出したのが台無しになる。ボルトとナットでしっかり固定する。

冬越し野菜の畝にビニールトンネル
冬越し野菜畝にビニールトンネル
畝の表面温度が低いのか、先日播種したコカブやダイコンの発芽が遅い。畝面に手を触れてみるとそれほど冷たくないが、今後の冷え込みを考え保温用にビニールトンネルを掛けた。

まめに働く2010/12/16 22:06

畑で作物を栽培し、それを収穫して美味しく頂こうとすると、まめに働かざるをえない。畑と食事以外にはそれほど急ぐ事柄はないので、慌てることなく小まめに身体を動かせばよい。傍から見れば詰まらん仕事に一日中追われていてつまらぬ余生を送っている、と思われるかもしれないが、そうでもない。それどころか毎日がこれほど充実していたことがあっただろうか、と思ってしまうほどで、1日が24時間では足りない。
来年もまめに働けるよう、縁起を担いでおせち料理の黒豆は買わずに、自前の豆を煮ることができればよいのだが、まったくの不作だったためそれができない。KMさんとMSさんが作付けてくれた黒豆は鞘をたくさん付けてくれたものの充実した実がまったく取れなかった。原因は夏の高温と旱魃のようだ。野菜類は買わずに栽培する、と決めているのだが、ニンニク、タマネギと共に黒豆も例外としよう。

天候:曇り 気温:5℃-8℃
作業時間:10:00-12:00
作業時間と言っても、収穫以外には見回りと観察のみ。
帰宅後は空腹で慌しく自前の野菜で昼食の準備をする。
ブロッコリーと鮭の腹身のスパゲティ
材料:畑でとれる野菜(長ネギ、ブロッコリー、オレガノ少々)と鮭、バジル・ソース、オリーブ油等、パルメザン・チーズ
①スパゲティを茹でながら、材料のブロッコリー(茹でておいたもの)、長ネギ、鮭の腹身を適当な大きさに刻み、フライパンに少量の油を入れて火を通し塩・胡椒とオレガノで味を調える。鮭の腹身は脂肪分が多いので、油は多く必要ない。火が通ったところで作り置きのバジル・ソースとパルメザン・チーズ(粉状)を絡めておく。
ブロッコリーと鮭の腹身のスパゲティ
②スパゲティが茹で上がったら、フライパンの具を和え全体を温めて出来上がり。わずか15分あれば、インスタントものには期待できない贅沢が味わえる。


初氷?2010/12/17 20:25

気象協会のデータによると、座間市の今朝の最低気温は1℃とあるが、氷がしっかり張っている。倉庫代わりのサイクル・ハウスの北側でほとんど日の差さない場所だ。
初氷
場所によっては気温が0℃を下回るようだ。
9時を過ぎても、あちこちに霜柱が立ち畑が白く見える。
霜柱
やがて気温が上昇し始めると湯気が立ち始める。
タマネギの畝に霜柱が立つと、タマネギが浮き上がり根が切られてしまう。様子を見る。
霜柱とタマネギ畝
畝を東西方向に作ったので、タマネギは畝の南側斜面の陽だまりで生長している。そのためか霜柱による被害はないようだ。当然のことなのだろうが、タマネギに限らず、陽の当たらない畝の北側と西側に霜柱が集中している。

天候:晴れ 気温:1℃-10℃
作業時間:9:00-13:00
エンドウマメ(スナックエンドウ)の防寒対策
半年以上風雨に晒されて壊れかけたヨシズ(2.4m×2.4m)を修復してエンドウマメの北風除けに使うことにした。
ヨシズを補修
バラけた位置がほぼ真ん中だったので1.2m×2.4mにして、ヨシズを2張りにするとエンドウマメの畝の北側を覆うことができた。
北風除けのヨシズ
エンドウマメの苗の一部をネット際に移植し、ネットに誘引するための支柱を立てた。
北風除けを施したエンドウマメの畝
霜は北風とともに降りると考え、霜除け効果も期待している。

防風対策
相模川に近いこの場所は、春になると強い南風が毎日のように吹き付ける。瞬間風速が10m/sを越すのが日常化する。昨春、防風対策に栽培したトウモロコシは防風に役立ったものの大きく育たず、収穫もよくなかった。
圃場南端のハクサイ
強い南風のない今は、ハクサイを植えているが、見た目にも無防備だ。防風に小麦を栽培しているが1条では不十分だろう。来春には間に合わないが、ラベンダーをこの南面の土手上部に15株ほど挿し木した。
ラベンダーの挿し木
周囲には野蒜(ノビル)の群落がある。その合間にラベンダーを植え付けたが、春の強風に耐えられるだろうか。

ぬかるむ四阿(あずまや)拡張部分の整地
雑然とした四阿
片付かず雑然としているが、乾燥用の棚の設置、水槽の移動、拡張部分の屋根葺きなどの作業が残っているので、しばらく現状のまま我慢するしかなさそうだ。