沈黙の夏 ― 2011/07/23 20:28
草勢は良好だが7月に入って実をつけなくなったスイカ
スイカの雌花が受粉せずみな落ちてしまう。そういえば、虫の姿があまり見えない。ついこの間までミツバチを始めとする虫の羽音が賑やかだったのがウソのように静かだ。昨年もこんなものだったか。原因は暑さなのか、ハーブ類の花が少ないためか・・・圃場内のほとんどは刈草のマルチを厚目にしてあるため雑草はあまり生えていない。昨年はよく目にしたカマキリムシの姿もない。カマキリムシはジャガイモやナスの害虫・ニジュウヤホシテントウムシの天敵だ。
ナスの葉を穴だらけにしたのはやはりニジュウヤホシテントウムシだった。幼虫が大発生していた上に、卵が数ヶ所に産み付けられていた。見つけたものはすべて手で駆除したが、気づくのが遅すぎたようだ。
天敵や受粉をしてくれる虫たちに居心地のよい畑にするためにもっと多くの草花がを植えた方がよいのだろか。いずれにしても、庭園のような畑が目標なのだが。
天候:晴れ 気温:19℃-30℃
作業時間:10:30-15:15
ダイズの播種
麦の後に3条、株間40cm、畝間70cmで3粒ずつ点蒔き。
この他に、間作も試みる。
ナスとサツマイモの間に。
石倉一本ネギの採種
よく乾燥させたネギ坊主を袋の中で振ると黒い種が自然に落ちる。
殺生ばかりの1年だった・・・ ― 2010/12/28 09:54
青虫、ヨトウムシ、スズメガ、ネキリムシのタマナヤガ、カブラヤガ、トマトについたオオタバコガにアブラムシとそれをもたらす蟻、数え切れないほど害虫として駆除した。駆除とは畑の外に出すことではなく、捕殺だ。害虫とはいえ、他に方法がないのかと、罪深さを感じてしまう。来年は、駆除方法を変えてみたい。
自宅に飼育箱を用意して、捕らえた害虫を生物として生態観察を試みてみよう。問題は家族の同意だ。飼育箱の中でも、たくさんの大きなスズメガがうごめいていたら悲鳴を上げることだろう。育苗用の恒温器の自作を考えているので、ついでに上に挙げた生物を自然に近い状態で飼育・観察できるもの作れたらよいのだが。
(昨日分)
天候:晴れ 気温:-2.3℃-10.7℃
作業時間:10:00-11:30
露地栽培のミズナ、ワサビ菜の移植
カリフラワー畝に混播したミズナとワサビ菜を1度収穫したのだが、再生している。
寒さには弱いようなのでビニールトンネル内に移植する。
挿し木したローレル(月桂樹)の苗は移植が裏目に出ているようだが、ミズナとワサビ菜はどうか。ハクサイは元気になったようだ。
カエルは肉食ではないの? ― 2010/10/31 22:48
昨日、台風の影響の強い風雨に晒された畑の様子が心配なので、様子を見に行った。周囲の畑には人影がまったくない。それほど心配するほどのことはない程度のものだったからだろう。ナスが3本倒されていただけだった。これを機会に撤去してもよさそうだ。
収穫が近づいてきたブロッコリーとカリフラワーが通路にはみ出すほど傾いてしまっていた。竹などで支えをして直立させた。作業中に多くの青虫を見つけた。アマガエルの姿も少なくない。カエルは肉食で青虫などは好物ではないのか・・・モンシロチョウが舞っていた割には青虫の発生数は多くないように見えるのは、カエルが捕食してくれているからかもしれない。実際に捕食行動を見ていないので、その効果の程はわからない。一方でヨトウムシの姿がまったく見えなくった。コシャリの効果だとよいのだが。
天候:曇り 気温:15℃-19℃
作業時間:9:15-10:15
ブロッコリーとカリフラワーを支柱を立てる。
台風の影響は思っていたほどではなかったが、ブロッコリーやカリフラワーが傾いて通路にはみ出していた。
観察:
昨日は水浸しだった通路の今日の様子
昨日、まだ本格的に雨が降り出す前に水浸しだった通路の水は朝には引いていた。施肥のために深い溝を切っていたのが暗渠の役割を果たしているためだろうか。
水槽にオタマジャクシ
この時期にオタマジャクシで冬が越せるのだろうか。まだ何匹もオタマジャクシの姿が見える。このまま11月に入ってカエルに変態できるのか?アマガエルの寿命は5年ほどらしいが、カエルになって冬眠しなければ寿命はまっとうできない。
過ぎたるは・・・ ― 2010/10/08 20:35
畝によって害虫の被害の程度に大きな差がある。畑の南側のブロッコリーとカリフラワーの畝にはヨトウムシなどの食害が少ないが、中央部のブロッコリーの畝には若齢のヨトウムシがたくさんついている株がいくつもあった。
ブロッコリーなどでは、葉が下のような状態になっていたら要注意。卵から孵って間もないヨトウムシがたくさんついているはずだ。この段階で対処すれば被害は広がらずに済む。
裏返すとヨトウムシの若齢幼虫がびっしりついている。
被害の状態は畝によって大きな差がある。
前の耕作者が畑の引渡しの前に、堆肥をたっぷり鋤き込んでおいてくれた。特に畑の北半分は見ただけで肥沃な感じがする。南側より堆肥を余分に鋤き込んであるのだろう。それだけ窒素分が豊富なようで、施肥をしなくても作物の生育がよい。半面、夏前までは、地中にはミミズ、地表にはナメクジが多かった。吸収された過剰な窒素分が硝酸態窒素として植物体内に残ると害虫の被害に遭い易い、という。
畑の南側はいかにも粘土質の赤土といった感じで、窒素過多とは思えない。そのためか、害虫の被害が北側に比べると明らかに少ない。肥料は多ければ良いというものではないのだろう。
天候:晴れ、夕方から曇り 気温:19℃-24℃
作業時間:8;45-12:30
エンバク播種
8月に刈り取ったエンバクのモミが充実していないので発芽してくれるか・・・キュウリ畝の北側に条蒔きした。キュウリの後にエンドウ豆を栽培するのでその風除けと、敷きワラ確保のためなので期待は大きいのだが・・・
時無しダイコン、時無しコカブ、二十日ダイコンの播種
ダイコンの種を蒔くため畝を少し深くまで耕した。鍬が石に当たるが、とうてい取り切れない。又根が出てしまいそうだ。
今日、畝の西側(右)半分に播種。10日後に東側半分播種。これで収穫期が2,3週間くらいずれてくれるとよいのだが。
観察:
発芽の揃った2回目(9月29日)に播種したタマネギ
手前は1回目(9月10日)に播種したもの。10月は暖かいという予報が出ている。暑過ぎず、寒過ぎずの秋らしい天候が続いて欲しい。苗は大き過ぎても、小さ過ぎてもいけない。
実生のトマトは強い。
ミニトマトながら、まだ収穫が続いている。左のトロロアオイ=花オクラはしゃきしゃきしてレタスのような歯ざわりだが、ヌメリはやはりオクラのものだ。
コシャリを試す ― 2010/10/07 15:12
ヨトウムシの白い死骸を見失わない中に朝一番で確保した。ついでに白いヨトウムシを入れたペットボトルを手に虫取り。
ブロッコリーなどの畝には期待のヨトウムシがあまりいないので、サトイモの畝で探す。結果、ヨトウムシを5匹を捕まえることができた。他に、サトイモの葉の裏で緑色のまま死んでいるヨトウムシ(こちらは「緑きょう菌」によるものか)とスズメガの幼虫もいたのでペットボトルに入れてみた。
ペットボトルは通気性と管理ため上下半分に切り分け、それぞれに縦に2本ずつスリットを入れ、上半分を蓋にして差し込めるようにした。
天候:晴れ 気温:17℃-24℃
作業時間:8:45-12:30
ハクサイ畝の除草
草(カヤツリグサ)が勢いを増す前にトンネルを外し根っこからしっかり抜く。抜ききれない根っこは草削り鎌で地中の根に引っ掛けて引っ張り出した。ハクサイの畝間を鎌でかき回したので中耕にもなった。
不織布によるトンネルはすぐに穴が開いてしまうことと、光の透過率の低いことで、この時期適切でないと判断し、防虫ネットに替えた。
明日は、このハクサイ畝に全面混播(畝全面に多種類の種を蒔く)でチンゲンサイ、ミズナ、レタス、シュンギクの種をまく予定だ。全面混播が成功したカリフラワーの生育が単独で栽培しているブロッコリーよりも生育状態が良く見える。少なくとも、見劣りすることがない。
トマトを撤去
トマト(ボルゲーゼ)の最後の1つを収穫できた。熟しきった実が地面にたくさん落ちているので、来年は実生のトマトができるかもしれない。
観察:
赤トンボ
秋を告げる昆虫の代表のような存在だが、盛夏にも姿を見ることがある。アキアカネなのかナツアカネなのか・・・別の種類のものか・・・
最近のコメント