食料自給率向上は国際的義務2011/07/20 20:17

この1年間、野菜の自給がほぼ実現できた。穀類と鶏卵の自給が次の課題だ。小麦に加えて昨年は失敗だった大豆と小豆の自給を目指す予定だったが、陸稲のもち米も視野に入れざるをえなくなった。
福島県産牛の出荷停止措置が取られた。原因は飼料となった稲わらの放射性セシウム汚染が広範囲に及んだことだ。汚染が及んでいないと思われた地域の稲わらに高濃度の放射性セシウムが含まれていたということになると、福島原発から100km以上離れた地域の土壌の広範囲で深刻な汚染が疑われる。東北地方の米作に今後影響が出るとすれば、食料自給率の数値が一気に下がるおそれが出てきた。
国連世界食糧計画(WFP)によれば世界人口のおよそ7人に1人、およそ9億2500万人が飢えに瀕している。日本全土に広大な遊休農地がある。飢えに苦しむ人々を傍目に経済力で世界中の食糧を漁るのは、人の頬っ面を札束で叩きながら飽食に耽ける姿に映り醜い。
今年に入って小麦価格の高騰が続いている。中国やインドの経済力向上とともに生活レベルが上がり急激な需要増となっているらしい。この傾向は穀物全体に及んでいるという。世界の食料生産力の落ち込みが原因ではないため、食料価格の高騰は数年続くという見通しがある。このままでは貧者はますます飢えていく。

天候:雨、台風6号襲来  気温:24℃-27℃
休養日:晴天続きだったため、ほぼ毎日畑に出ていてすっかり疲れがたまっていた。少しでも横になると寝入ってしまう。

大豆と小豆の種
大豆と小豆の種
小豆の種がなかなか手に入らず、群馬県の種苗店でやっと見つけることができた。しかし、作付ける場所の確保に苦労しそうだ。ネットなどによる害虫防除と開花期の水切れに備えないと昨年の失敗を繰り返しそうだ。ほぼ毎日様子を観ている座間の畑に余裕がない。