恐れているのはパニックか?2011/07/31 20:50

政府やその広報部になりきっている大手マスコミは、隠蔽していた事実が発覚する度に、その言い訳に「パニックを恐れた」を繰り返す。本当か?今回恐れているのは、国民が事実を目の当たりにして、原発推進によって不正な利益を得ている連中の犯罪性に気づき立ち上がることだろう。しかし、事実を隠し通す限界が来たようだ。
昨日、帰宅すると県農政部から通知が届いていた。内容は驚くべきものだった。青森県から静岡県に至る17都県で集められた腐葉土、稲わら、刈草等を施用、生産、流通することを自粛せよ、というのが趣旨だった。同じ通知が県内で農業に関わる者すべてに送られているはずだ。放射性物質汚染が深刻なのは福島県とその周辺だけではないらしい。おそらく正確な情報を握っている農水省が各都道府県に通達を出したのだろう。中央官庁の通達は憲法も超越した強制力があり絶大だ。問題は、被害が自らに及ばない限り、情報開示に消極的なことだ。

天候:雨   気温:22℃-24℃
作業時間:10:00-11:00
刈草置き場に雨除
多量の水分を貯めている刈草
刈草置き場
放射性物質は雨に溶け込んでいる。刈草の保水能力は高いため、その分放射性物質も貯め込まれる。0.24マイクロシーベルト/時でときどき0.3マイクロシーベルト/時超えを示す警告音が鳴っていた。いわゆる黄色信号が点滅したわけだ。これ以上の放射性物質の浸透を見逃すわけにはいかない。
雨除をした刈草置き場
とりあえずブルーシートで防水を施す。8月末に新しい刈草の搬入が打診されていたが、断わざるをえない。いずれ刈草の放射線量が許容範囲の数値であることを県が認めた時点で受け入れるつもりでいる。それまでに雨避けの屋根と排水性改善のための簀の子(すのこ)を刈草置き場に設置することが必要だろう。