パンは肉に、ワインは血に2010/11/08 20:54

キリストの言葉をもじったわけではないが、美味しいパンと赤ワインがあれば他には何もいらない、と思ったことがある。
スペインの食堂で、赤のテーブル・ワインとともに歯が折れそうなほど硬いパンをかじっていると、料理が出てくる前にお腹が一杯になってしまうことがよくあった。
コッペパンとよく似た大きさと形だったが、味はまったく違った。小学校時代に給食で出されたコッペパンですっかりパン嫌いになっていたが、このスペインの硬いパンのおかげでパン嫌いがすっかり治ってしまった。
今日の昼食もバタール(フランスパン)で代用したボガディージョ(スペイン風サンドイッチ)。今回はトルティージャ(スペイン風ジャガイモのオムレツ)を挟んだ。簡単で美味しくてボリュームがある。
トルティージャのボガディージョ
これに赤ワインがあれば、まさに血となり肉となって完璧なのだが・・・

天候:晴れ 気温:11℃-20℃
作業時間:9:40-13:30
昨日に続いて、今日は座間の自分の畑で麦蒔き
麦畑の排水性のために周囲に溝を切る
前回、鍬で簡単に耕作しただけなので大きな石がゴロゴロ出てくる。このままでは点蒔きの穴が指先で開けられないので、全面を浅く耕した。株間15cm、畝間25cmで3本指1つまみずつ小麦(農林61号)を開けた穴に落としていった。
点蒔きした小麦
ここには稲の落ち穂がないので、鳥に食べられないよう覆土した。最後に軽く踏んで種を土と密着させ麦蒔きは完了。

隣のNさんに譲ってもらったイチゴ苗を植え付ける。
イチゴ苗の植え付け
これで畝中央部の空白が埋まった。買うか買うまいか迷っていたが、無駄な出費をせずに済んだ。苗の総数は40株以上になったので、上手に栽培できれば十分すぎるほど収穫が期待できそうだ。

観察:
9月25日に播種した大蔵ダイコン
大蔵ダイコン
この畝でもカタバミがダイコンと仲良く共生しているように見える。見た目も、ダイコンの生育も悪くない。

たくさんの実が熟すのを待つフルーツトマト(レッドオーレ)
フルーツトマト・レッドオーレ
支柱を立てようにも、剪定をしていないので、立て様がない。

コメント

_ Uターン帰農者 ― 2010/11/08 22:54

T.Sさんのブログを見て、久しぶりにフランスパンを買ってきて、スペイン風サンドイッチを作りました。歯ごたえがあり過ぎて、顎がつかれましたが美味しかったです。以前、バルセロナからマルセイユへ列車で移動した時、地元のおじさんが車中でボガディージョを頬張っていたのを思い出しました。何にも挟んでないパンだけを飲み物も飲まずに食べるんだ、とジーット見てしまいました。でも、ハムは挟んであったんでしょうね、美味しそうに食べていました。
麦は、点撒きをするんですか。まだ、種が残っているので、今度は点撒きでやってみます。全く初めてのことだらけで、これからも育て方の過程をお願いしますね。

_ TS ― 2010/11/09 22:13

Uターン帰農者さん、いつもブログを拝見させてもらっています。文化的活動の範囲が広くて新鮮な刺激を頂いています。
スペインにはいつ頃行かれたのでしょう。私は若い頃の貧乏旅行だったので、現地の庶民が日常に食べるものしか口に出来ませんでした。しかし、近頃のインスタント物と違って、食べるほどに味覚が刺激されて、食物の本来の美味しさに触れることが出来たように思います。
これからは、農業を通じて質素な本物を追求したいですね。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
畑の場所は何市

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://climaxgarden.asablo.jp/blog/2010/11/08/5484858/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。