ジャガイモ(メークイン)の試し掘り2010/07/01 18:57

ジャガイモを植え付けたのが4月1日だったので、3ヶ月間の生育期間があった。キタアカリとトウヤが大きなイモをつけていたので、一番生長のよかったメークインも悪くない、と期待していた。
ジャガイモ(メークイン)
掘り出してみると、手のひらに余るほどの大きさのものがいくつも出てくる。
秋ジャガと合わせてほぼ1年分を確保するにはどれだけ作付けるべきなのか。毎日ジャガイモばかりでは飽きてしまうし、人数のこともある。とりあえず、1人分を単位にして考えてみたい。多様なレシピも必要になる。ジャガイモをよく食べるドイツ料理のレシピなどが参考になりそうだ。

昨年、いるのがわかっているのになかなか捕まえることが出来なかったアワノメイガの幼虫。
アワノメイガの幼虫
雄穂の一部が褐色になってアワノメイガがいそうな場所を探るとトウモロコシの雄花=雄穂を食べていた。ほかも探したが、すでに茎の中にはいってしまっていて捕らえられない。

貯水槽の水漏れを補修
水槽の補修
今日もAさんが来て、水漏れのする水槽の補修をしくれた。水槽の水位が上がるにつれて水圧が高くなり、水漏れするようになった。水位が下がれば漏れがなくなるので、一定量の水は確保できるが、それでは不十分なので、完全に水漏れしないよう入念な作業をしている。
プラスチック製の風呂桶=水槽の補修は比較的簡単だが、ホーロー製の水槽は、錆びている箇所を入念にチェックしないと、錆びに隠れた穴が大きく、まったく水が貯まらない。接着剤の使い方がまた難しい。鉄が剥き出しになった部分と、塗装が残っている部分がある。Aさんは様々な種類の接着剤やパテを用意してきてくれたので、今度こそ水を貯められるようになりそうだ。Aさん、感謝しています。

様子がおかしい・・・2010/07/02 20:23

畑の観察をよくしているつもりだが、見ているようで見ていない。アワノメイガもつかず順調に生育しているトウモロコシ(イエローポップ)、何だか様子がおかしい・・・
トウモロコシ(イエローポップ)
何がおかしいのかわからず、周囲を回ってみる。異様に蟻が多い。茶色の小さな蟻が目につく。黒いアブラムシがびっしり葉にへばり付いていた。
トウモロコシとアブラムシ
今までどうして気づかなかったのか・・・もっと近づくと・・・(虫の嫌いな人は見ないほうがいい、と言いたいくらい・・・さすがに手で潰す気になれない
密集したアブラムシ
農薬は使わない、と言いながら、自作の農薬(毒性のない)を使う。水5、サラダ油1、石鹸液(界面活性剤として)適宜をスプレー容器に入れ、よく振って乳化させたものを噴霧する。昆虫類の呼吸器官の入り口である「気門」をこの乳化剤で塞ぎ窒息させる。噴霧して数分
乳化剤噴霧後の蟻
アリさえも動けない、数え切れないほどのアブラムシは
アブラムシ
まったく動きがなくなった。効き目は確かだが、残留毒素はないので予防効果はない。30分後の様子
噴霧後30分
牛乳も同じ効果があるようだが、たんぱく質を含んでいるので、洗い流さないと腐敗する。悪臭だけでなく、腐敗菌などの悪影響を心配しなければならない。
生き残ったルバーブ2株、こちらにもアブラムシ
ルバーブにアブラムシ
こちらも乳化剤を噴霧した。
こちらにはアブラムシがついていないが、穴だらけ
虫食いだらけのルバーブ
シベリア原産で暑さと多湿に弱い、とある。近くにトマト(ボルゲーゼ)を挿し芽をしたものが活着しているので日除けになってくれるだろう。株分けで増やすこともできるらしい。ジャムまでの道のりは遠い。

メークイン収穫2010/07/03 19:59

ジャガイモはサツマイモと違って肥料がものをいう。3kgの種芋で30kgほどの収量。長さ8mの2畝で栽培したが、1畝だけ準備が遅れていたので、肥料として米ぬかを少し余分に入れた。その効果がしばらくすると現れた。
5月の連休明けのジャガイモ畑
5月9日のジャガイモ畑
向かって一番右側が多めに施肥したメークイン。この頃から、生育に一気に差がついて来た。葉も茎も隣のメークインより大きく成長し、収穫も1.5倍ぐらいか・・・50gから80gぐらいの小ぶりの種芋をそのまま植えたが、その種芋から1.5kgも収穫できた株もある。種芋1個でこれだけの収穫
1株当たりの収穫
収量の多かった畝の収穫量
1畝分の収穫
これまで収穫したものを合わせると、家ではとても保管しきれない。しばらくは四阿に保管する予定だ。通気性よく、雨や日光を避けなけらばならないので注意が必要だ。
四阿とジャガイモ
これでいつ頃までもつのか?トウヤとキタアカリを収穫してからジャガイモばかり食べている。飽きてしまわないようメニューを考えないといけない。どう食べるのか、をよく考えないと農業が辛くなる。いかに新鮮な旬の材料を美味しく食べるか、そして楽しめるのか、今、その余裕が持てているだろうか・・・

菜園の水がめ2010/07/04 17:45

昨夜から今朝にかけて雨がかなり降ったようだ。先日、貯水槽の補修をしたが、その効果がどう現れているのか・・・
ホーロー製の風呂桶
降雨時間の長さの割りに水がよく溜まっている。
雨水を無駄にしない、という風潮が少しずつ広がっているようだ。水に恵まれた日本、という印象が強いが、水の輸入大国でもあるらしい。大量に水を使う農産物の輸入国であることがその根拠だという。農業は生業であって、商業化を追求しすると問題が出てくる。農業の工業化も進んでいるが、これも疑問だ。
貯水量が増えて水圧が増すとどうなるか。神奈川県のこの地域では、今年の梅雨は雨が長続きしない。いつになったら満水になるだろう・・・
プラスチック製の風呂桶
こちらは、風呂の残り湯を運んできた。このくらいになると水圧が高くなり、ちょっとした隙間からも水が漏れてしまう。まだ滲む様に水が漏れている。
農具などの泥落としや育苗ポットへの水遣りに使っている水槽、手前は近くのMさんに頂いたイチゴの苗。
ドラム缶の水槽
すべての水槽を合わせると260リットルほどになりそう。
プラ製の水槽とドラム缶の水槽には小さなオタマジャクシがたくさん泳いでいた。
オタマジャクシ
畑のあちこちにアマガエルがいるので、その子どもだろうか。ボウフラが湧いていたので、オタマジャクシの餌になってくれるとよいのだが・・・両生類なので水草などを浮かべておく必要がありそうだ。
ランニング・パンツに半そでシャツだったが、今日は蚊に刺されなかった。

水槽の問題はほぼ解決したが、新たな悩み
カボチャ
育苗して植えたカボチャ、自生していたのを移植したもの、自生のまま放っておいたもの・・・どれも勢いがよい、というかよすぎる。このまま放置すれば、黒豆、オクラ、ゴマ、ルバーブ、お隣の畝まで占拠してしまいそうな勢いだ。

熟し始めた大玉トマト(麗夏)
熟し始めた大玉トマト
鳥害に遭わないよう気休めの釣り糸を張った。昨年は、ラッカセイをカラスに食べられてしまったが、カラスにはこの釣り糸で効果があった。見えにくい糸が体に絡まるのが嫌なようだ。
熟し切ると種が気になるので、その直前に収穫したい。

カボチャではなかった2010/07/05 20:33

自生していたウリ類を移植した。てっきりカボチャとだと思い込んでいた。近くの畝のカボチャらしきものの葉が大きく勢いを増して収拾がつかなくなり始めているが、ズッキーニの脇にカボチャを期待して移植したものの葉はいつまでたっても大きくならない。
ウリ類とエンバク
バンカープランツのエンバクの中を這わしているので、かき分けてみないと様子がわからない。
先日、受粉したような雌花があったので、確認してみた。
ウリ?
これはどう見てもカボチャではない。マクワウリか何かウリの類ではないか。もしそうならば、果物類がほとんどないので糖分たっぷりに育てたい。
そういえば、生育が遅れていた小玉スイカの実がついた。
小玉スイカ
スイカ、ウリ、トマトいずれも野菜に分類されているのだろうが、甘みが強ければ果物といえそうだ。欧米人に言わせれば、トマトは果物になるらしい。
甘みの元は炭水化物だ。梅雨時の好天に恵まれないときに光合成はあまり期待できない。炭水化物を多く含む有機肥料が甘みをつけるには有効だという。
今日は大きく育った大玉トマト2個を収穫
熟した大玉トマト
これから色とりどりの夏野菜が楽しめそうだ。トウモロコシの黄色が加わってくる。