保温効果 ― 2010/12/18 20:28
研修同期生のSさんの畑で、トンネルを覆う材料による保温効果の違いが話題になった。防虫ネット、不織布、穴あきビニール、ビニールの順に保温効果が高くなっていくようだ。Sさんによれば、キャベツ畝に防虫ネットの代わりに不織布を掛けたところ、生育が目に見えて向上し、穴あきビニールで覆うとさらに生育が改善されたそうだ。晩秋から初冬にかけて気温が低下する時期には、いかにトンネル内の温度を暖かく保つかで生育に大きな差が出るようだ。
天候:晴れ 気温:1℃-13℃
作業時間:9:00-10:00
路地栽培の小さなハクサイをビニール・トンネルに移植
路地のハクサイ
溝施肥した畝に同時期に定植したハクサイはこちら
いかに残りものの苗とはいえ、このままではもったいない。
暖かいビニールトンネルに移植したので、うまくすれば結球してくれるかもしれない。温帯域に位置する日本列島の緯度はそれほど低くないので、冬の日差しとはいえかなり強く、うっかりするとトンネル内温度が思いの外高くなっている。明日も晴れの予報なので、温度が過度に上昇しないようにトンネル東側の裾を少し上げておいた。残渣によるマルチで地温の急激な上昇を避けられる。
残渣マルチの下はコウジカビで白くなっている。
竹林であればハンペンと呼ばれるものになる。ハンペンならば、多様な土着の菌類の働きが期待できるのだが・・・似ていて非なるものなのか・・・
12月中旬の圃場全景
冬枯れの中、小麦の緑が鮮やか
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