今年のトマトは順調だけど・・・2010/05/27 18:44

昨年は受粉させようと花に触れるとポロポロ落ちてしまった。土壌内の窒素分過多が原因らしい。
第一花房が着果しないと、トマトは生殖成長できず、徒長してしまうのでホルモン剤が必要と言われましたが、使いませんでした。今年も恐る恐る筆先で受粉作業。花は落ちないものの、オシベがメシベを覆ってしまっているので、筆があっても役立っていないよう。とりあえず、柔らかい筆先で花に振動を与えておきました。
フルーツトマト=レッドオーレの着果
レッドオーレ(トマト)の着果
(1番花が開き始めた苗を5月15日に定植)
うまく受粉してくれたようで実をつけ始めています。フルーツトマトというくらいなので甘いのかな・・・欧米の人たちはトマトはフルーツで野菜ではないという、スイカはどうなのだろう。

こちらは大玉トマトの「麗夏」、昨年は「桃太郎」。出来が悪かったので今年は「麗夏」にしたけど、結局は土壌の質なのだろうなー
麗夏(トマト)の着果
(1番花が開き始めた苗を5月15日に定植)

昨年の研修中、隣の方に頂いた小玉スイカは糖度が高く、皮の際まで真っ赤な実が詰まっていた。今年は自分でと、勇んで苗を買ったが何だか勢いが悪い。
小玉スイカ
(購入してすぐに防風用のトウモロコシの畝に割り込んで5月7日定植)
とりあえず、土壌が酸性に傾いているのかもしれないので、牡蠣殻石灰を撒いておいた。PH値も確認しないで安易過ぎる・・・葉の色が黄色っぽいので栄養不足かな・・・明日、即効性のある油かすで作った液肥を与えてみるつもり・・・溝施肥した元肥まで根を伸ばすのをじっと待つべきか・・・迷うなあ、経験するしかないか・・・

こちらは明らかに失敗のルバーブ。ポリポットなどで育苗し株を十分大きくして植え付けるべきだった。
(4月27日播種)
ルバーブ
発芽してから晴れが続き乾燥に耐えられなかったようだ。生き残った3株は発芽してからほとんど大きさに変化がない。祈りながらじっと待つより仕方ない。収穫まで2年かかるらしい。ジャムになるまで3年は長すぎる・・・

招かれざる客2010/05/28 17:33

夏場を迎えて、招かれざる客=害虫の季節になりました。殺虫剤などの農薬に頼らずどう対処するか、労力と工夫が必要になります。
ホウレンソウが根元からバッサリ
ホウレンソウ

九条ネギも根元からバッサリ、原因はネキリムシ以外考えられない。棒の切れ端で周囲の地面を探ると、案の定、出てきた。捕殺。今年度初の殺生。
ネキリムシの被害
ネキリムシ(拡大)
ネキリムシ
昨年までは憎さのあまり記録写真を撮る余裕がなかった。ネキリムシの被害は致命的です。植物の生え際を一刀両断してしまうのですから・・今年は少し冷静というか冷酷になった・・・ゆっくり証拠写真を撮ってから処分しました。

アンドンは防風だけでなく害虫除けにもなると、安心していました。キュウリの畝に近づくとウリハムシが一斉に飛び立つ。5株すべてにウリハムシが群がっていました。
キュウリにワラ灰
ワラ灰を振りかけると、ウリハムシの多くは姿を消しました。少しは効果があるようです。

雨どい完成2010/05/28 18:04

雨どいが完成しました。
雨天時の農作業場、夏の日除け、休憩所、野菜の乾燥場、雨水の確保・・・四阿に期待する機能です。労力もお金もかかりましたが、やっと完成一歩手前までたどり着きました。あとは南面に日除けのヨシズを張るだけです。
これまでいろいろお手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。
四阿の南側
四阿南側

雨水を南側から北側に誘導する工夫です。
雨どいの繋ぎ目

雨どいの取り回し方がわかるでしょうか?
雨どいの取り回し

四阿東側
四阿東側
水槽のある北側より南側がやや低くなっています。北側を低くすれば簡単なのですが、南風が非常に強い場所なので、屋根材の波板が煽られる危険性を考慮した結果です。

南側から北側の水槽の上まで2.6mあります。途中で雨どいの支えを入れるのが難しいので、太めの篠竹を添えて補強しました。
竹で雨どいを補強

オクラ、種の蒔きなおし2010/05/28 19:44

21日に発芽し始めたオクラの姿がほとんど見えない・・・
昨年は直播で心配だったので、ポットに予備の苗を作っておきました。しかし、予備は必要なかった・・・
今年は直播一本にしました。結果は裏目に出てしまいました。

26日、少し大きくなったオクラ。
オクラの芽
しかし、今日になると姿が見えない。ベタ掛けしてあったのに・・・

帰宅後、ベランダでセルポットに丸オクラの種(昨年の残り、発芽率が低いかもしれないので心配)を蒔きました。
オクラ2回目の播種

やませ2010/05/29 20:13

神奈川県中央部の今日の最高気温は16度。5月下旬の気温としては異常に低い。予報によれば明日の最高気温もこの程度らしい。
北東から冷たく湿気のある風が吹き付けてくる。オホーツク海にある高気圧=オホーツク海気団が春から秋にかけて吐き出す北東風を「やませ」という、とある。
「やませ」といえば冷害だ。昨日、トマトがせっかく受粉し小さな実をつけ始めたのに、落ちてしまっていた。窒素過多で未受粉のままの落花は昨年経験している。それとは様子が違うので、調べたところ原因は低温らしい。
このままこの傾向が続けば他の作物にも影響が及びそうだ。保温していないスイカの生育も芳しくない。高温を好む作物は少なからず影響を受けそうだ。温室栽培をしている農家では保温のため開けていた温室を閉じた、という話もある。
対策はあるのだろうか。トンネルで保温して暖かくなるのを待ちながら、冷涼な気候を好む葉菜類の種を蒔くべきか・・・自然の摂理に逆らっても事態は変わらない。