自然農って何?2010/12/19 20:10

自ら「自然農」を目指す、と言いながら深く考えず9ヶ月が経とうとしている。「自然」の反意語は「人工」だが、農業に人の手を入れない、なんて可能なのだろうか・・・食糧を得るために特定の植物を一定の場所で効率よく栽培するのが農業だとしたら、どんな形態であろうが、自然破壊が伴う。
自然農を実践している畑の様子を見ても一様ではない。基本的に共通しているのは無農薬、無施肥ぐらいか・・・無施肥と言っても落ち葉で堆肥を作ること、米ぬか等を散布すること等はどう解釈されるのか・・・自然の意味を厳密に適用すると、私の頭の中では、自然と農業を直接結びつけるのは無理な様だ。
そこで「天と地の恵み」に人工を介在させない、つまり、人工的な合成物は使わないことを、「自然農」と解釈することにした。具体的には、化学合成された農薬や肥料を使わないだけでなく、石油などの化石燃料に頼る機械類の使用もできるだけ避けること等が考えられる。

天候:曇り時々晴れ 気温:2℃-10℃
作業時間:10:00-11:00
春の作付けに向けて畝間に米ぬかを散布
畝間に米ぬか散布
今年は獣糞を使った牛ふん堆肥を溝施肥に使ったが、来年は溝施肥がどうしても必要と思われる畝にだけ限定するつもりだ。土作りには3年程度の期間、溝施肥などが必要だという報告が「日本の有機農法」(筑波書房)にあった。

観察:
芽キャベツにアブラムシ
芽キャベツにアブラムシ
せっかく膨らみ始めた実にも・・・
芽キャベツに付いたアブラムシ
圃場の限られた場所にだけアブラムシが発生している。土壌の窒素分が多いのだろうか。
健康な芽キャベツ
アブラムシの付いている芽キャベツ2株は茎や葉の周辺部分が濃い紫色になっているが、この健康でアブラムシの付いていない芽キャベツは、部分的にごく淡く紫に色づいているが、基本的には薄緑色をしている。過剰に吸収された窒素分は植物内に硝酸態窒素として蓄積される、その影響か・・・

シベリア原産のルバーブ
ルバーブ
寒さが厳しくなるほどに元気を増している。