似ていて非なる2011/10/02 20:52

余剰野菜を売り始めて野菜栽培に対する意識が変化し始めた。初心を忘れ、いつの間にか、売れることばかりを考え、野菜の外見ばかりを気にするようになっている。形状や色艶のよいものほど味がよい傾向にあるのは確かだ。
しかし、味がよく、作物それぞれ固有の栄養価が高いものが、結果として形や色艶に現れてくるという発想が大事だ。量を追求すると、つい質を軽視しがちになる。
欧州では野菜から過剰な硝酸態窒素が検出されると出荷停止になるようだ。硝酸態窒素には発がん性があることが理由らしい。
青々とした葉物野菜を栽培するには化成肥料で多量の窒素を供給すればよいが、過剰に摂取された窒素は植物内で硝酸態窒素として蓄積される。野菜の大量生産には化成肥料が必須だ。少品種多量生産と多品種小量生産は同じ野菜栽培でも結果は大きく異なってくる。
教育の世界で成果主義の導入に拍車がかかっているようだ。温室の中で過剰なほどの化成肥料を使った栽培で野菜が青々と大きく育つのを見て、人間にもなどと考えているとしたら危うい。

天候:曇り、時々小雨  気温:17℃-20℃
作業時間:10:00-11:15
葉物野菜の播種準備
葉物野菜の畝
畑の土壌を風雨・日光に晒さないよう厚目の草マルチをしておいた。レーキでマルチを取り除き、低くなった畝に畝間の土を盛り上げる。草マルチの下の土は見た目に豊かな感じだ。団粒化した土壌は柔らかで軽い。深くなった畝間には取り除いたマルチ材の草で埋めておく。これで雨が降ってもぬかることなく、やがて堆肥にもなってくれる。

秦野から24日に植え付けたニンニクが発芽したとの連絡があった。次の土曜日、ジャガイモの芽欠き作業のついでに様子を見にいってみよう。
ラッカセイがイノシシに食い荒らされてしまっているらしい。イノシシを捕獲すればタンパク質供給源と現金収入確保ができる。嘆いてばかりいるのでは知恵がない。わな猟の免許を取得したくなった。

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