新たな段階に2011/10/01 20:17

農作業用に車を買い換えた時に世話になった車販売会社の社長のご好意で、新たな畑と温室4棟が使えるようになるかもしれない。
畑巡りのサイクリングへ
それぞれの場所のだいたいの目星がついたので、見学を兼ねて久しぶりにサイクリングに出かけた。
温室4棟
話から判断するとこの温室かもしれない。アクリルガラス張りの本格的なものだ。貸していただいて、中途半端なことはできない。しっかりした営農計画を用意する必要がある。それがなければ貸してもらえないだろう。
厚木へ
相模川、中津川の河岸段丘を登る。
友人の先導で妻田の畑へ
三田の畑で落ち合った友人の先導で紹介された畑に向かう。
妻田の畑
黒ボク土の畑150坪
妻田の畑
赤土の畑150坪
妻田の畑
狭い道を挟んだ畑の合計が300坪。県道に近い住宅街の中にある。用具置き場としてコンテナーが設置されている。

厚木市内方向に県道412号線の緩い下りをバスについて走る。
出来立ての自家製パイ生地とベーコンの贅沢なピザ
ベーコンもパイ生地も自家製のピザ
古巣でお昼にピザをごちそうになった。
三田のサツマイモ
お礼は三田の畑から持参したサツマイモ。
ピザの昼食を済ませて国分寺台の丘を一巡りして、座間の畑へ向かう。短い時間だったが、バスの後を時速40kmで走ったつけが回ってきて、僅かな登りでも速度が落ちる。

天候:晴れ   気温:24℃-18℃
作業時間:14:45-15:30
座間の畑でタマネギの育苗床に散水
タマネギの育苗床
ベタ掛けした不織布が新品だったため、ところどころ水がはじかれ土が乾いていた。再びバケツ10杯分を散水。少々の水では、表面の土の色が変わるだけで、種の周囲の土は乾いたままだ。後悔しないよう念には念を入れる。

似ていて非なる2011/10/02 20:52

余剰野菜を売り始めて野菜栽培に対する意識が変化し始めた。初心を忘れ、いつの間にか、売れることばかりを考え、野菜の外見ばかりを気にするようになっている。形状や色艶のよいものほど味がよい傾向にあるのは確かだ。
しかし、味がよく、作物それぞれ固有の栄養価が高いものが、結果として形や色艶に現れてくるという発想が大事だ。量を追求すると、つい質を軽視しがちになる。
欧州では野菜から過剰な硝酸態窒素が検出されると出荷停止になるようだ。硝酸態窒素には発がん性があることが理由らしい。
青々とした葉物野菜を栽培するには化成肥料で多量の窒素を供給すればよいが、過剰に摂取された窒素は植物内で硝酸態窒素として蓄積される。野菜の大量生産には化成肥料が必須だ。少品種多量生産と多品種小量生産は同じ野菜栽培でも結果は大きく異なってくる。
教育の世界で成果主義の導入に拍車がかかっているようだ。温室の中で過剰なほどの化成肥料を使った栽培で野菜が青々と大きく育つのを見て、人間にもなどと考えているとしたら危うい。

天候:曇り、時々小雨  気温:17℃-20℃
作業時間:10:00-11:15
葉物野菜の播種準備
葉物野菜の畝
畑の土壌を風雨・日光に晒さないよう厚目の草マルチをしておいた。レーキでマルチを取り除き、低くなった畝に畝間の土を盛り上げる。草マルチの下の土は見た目に豊かな感じだ。団粒化した土壌は柔らかで軽い。深くなった畝間には取り除いたマルチ材の草で埋めておく。これで雨が降ってもぬかることなく、やがて堆肥にもなってくれる。

秦野から24日に植え付けたニンニクが発芽したとの連絡があった。次の土曜日、ジャガイモの芽欠き作業のついでに様子を見にいってみよう。
ラッカセイがイノシシに食い荒らされてしまっているらしい。イノシシを捕獲すればタンパク質供給源と現金収入確保ができる。嘆いてばかりいるのでは知恵がない。わな猟の免許を取得したくなった。

取材記事には重みがある2011/10/04 21:05

最近になってようやく記者が原発事故現場で苦労しながら取材した記事が掲載されるようになり、被災した人たちの生の声が届くようなった。
防護服に身を包んだ当局者が突然現れ、夜中にもかかわらず避難を呼びかけた様子には戦慄が走った。現在も原発周辺は言うに及ばず、関東一円にまで放射性物質が雨と共に降り注いでいるのだから、爆発事故直後の汚染の深刻さは計り知れない。
それでも新しい首相が海外に行ってまで世界最高の技術を駆使すれば事故が防げると公言しているのは、背後にいる誰かへの配慮なのだろう。今まで世界最高の技術を駆使していたのではないか?
富士山周辺では、マグマ上昇に伴う地震が頻発しているらしい。活火山・富士の噴火が迫っているのかもしれない。目の前の事実に眼を背けていては危機に備えられない。

天候:晴れ    気温:13℃-22℃
作業時間:12:00-15:15
明日から2日間雨の予報で葉物野菜中心に8種の種蒔き
一本ネギと下仁田ネギ
ネギ2種の種蒔き
昨日用意した苗床に散水してから種をバラ蒔きし、土をふるいかけ板で押さえ土と種を密着させる。

数日前から用意したままだった畝(南北)の南側から小カブ、シュンギク、水菜、玉レタス、チンゲン菜、ラディッシュの種を蒔いた。
葉物類の畝
それぞれ南北(右下が南)に3条、筋蒔き。シュンギク、水菜、玉レタスは育苗し植え替える。

自転車操業2011/10/06 22:00

一昨日8種の野菜の種を蒔いた。予報通りに雨がたっぷり降ってくれた。これからしばらくの間、雨を期待できない。種を蒔いた畝が乾燥しないうちに不織布でベタ掛け。
育苗床に乾燥防止のベタ掛け
植え付けが遅れているワケギの種球が発芽している。他にも栽培したい野菜があるが、播種するスペースがない。
ラッカセイとサツマイモの収穫が終わればその余地ができそうだが。

天候:晴れ     気温:16℃-25℃
作業時間:10:00-12:15
ワケギの植え付け
ワケギの植え付け
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーを育苗していた畝に4条、条間15cm、株間10cmで種球を植え付けた。
栽培の合間に米ヌカを散布と草マルチを繰り返した結果、土壌内微生物の分布が好ましい状況になってきたのか、土は柔らかく団粒化しているようだ。畝の形を整えるだけで耕耘はしない。

天然の芳香剤
ミントで芳香剤
ミントは放っておくと繁茂すぎて始末に困る。適宜刈り取ったものを束にして花瓶に活ければ天然の芳香剤になる。

7月中旬に植え付けたサツマイモ
サツマイモ
植え付けが1ヶ月遅れたためか、葉がまだ青々している。収穫適期は月末か。

カメムシ(ホソヘリカメムシ)襲来
ダイズとホソヘリカメムシ
ダイズの害虫がとうとうやってきた。
ダイズ
鞘が充実した豆で膨らみたわわに実っている。薬剤は使用しない。どれほどが収穫にこぎつけられるのだろうか。

ハラハラどきどき2011/10/07 20:41

野菜栽培は趣味ですか、と言われると違和感がある。100㎡の畑から始めて、今や耕作面積が3000㎡に迫ってきた。昨年の7月以来、自分で栽培できる野菜は一切購入していない。作れるのに収穫できない野菜は食べないと決めた。
おかげで、1年に1度しか収穫できない野菜の種を蒔いた後は、いつもハラハラどきどきしている。
9月半ばに播種した極早生種のタマネギはほとんど発芽しなかった。中生、中晩生種のタマネギの発芽に失敗すればタマネギは食べられなくなる。
何もここまで自分を追い込むことはないのだが、人生には多少のスリルがないと退屈で仕方がない。安易に走らなければ農業ほど刺激的で面白いものはない。

天候:晴れ    気温:16℃-25℃
作業時間:12:45-17:00
9月30日に2千株分の種を蒔いたタマネギが発芽している。
タマネギの発芽
播種後には水遣りなどに気を配ったが、一昨日の降雨が効果的だったようだ。発芽している様子を見てホッとしたが、まだ第一歩を踏み出したばかりだ。11月半ばの植え付けまでに一定の大きさまでに生育しないと冬越しができない。

余剰野菜販売
余剰野菜販売
金曜日の午後の定例となった野菜販売。自動車販売会社のご好意により余剰になった野菜を無駄にしないで済むようになった。無農薬栽培の野菜を中華料理屋さんでも歓迎してくれている。