フードマイレージ”0” ― 2010/10/21 20:32
地球上におよそ生物3千万種生息していて、毎日100以上の種が絶滅しているそうだ。1年で4万種近い、大変な勢いだ。COP10(生物多様性条約第10回締約会議)でこのテーマの解決策が話し合われている。
途方もない、どころか、限りない人間の欲望のまま、自然開発が続けば、いずれこのツケは人間に返ってくる。会議では各国の利権確保が優先されて、生物種保護がそっちのけの様子だ。
他の生物に比べて脳皮質が異常に発達したわれわれ人類は、本能のままに生きることはできない。理性や知性でなく欲望の充足が原理では、良い結論は出せないだろう。
良いことも悪いことも、思考・判断するのは大脳の表面を覆う脳皮質で、これがなければ人間は本能で生きざるを得ないのだが、自然の秩序を破壊しながら生きることもない。
生物種の大量絶滅阻止に誰でも取り組める日常的に可能な行動は何だろうか?
この問題にどれほど貢献できるのか明確ではないが、フードマイレージ”0”を心がけようと考えている。けっして粗食に耐えるということではない。地産地消によるレシピを追求することだ。自家栽培の野菜ならばマイレージは”0”だ。この比重をできるだけ高くする。
ネットでレシピを探すと、フードマイレージがすぐに増えてしまうような材料が列挙されていて、手ごろなレシピが簡単に見つからない。
仕方ないので自分で考えるしかないが・・・
今日の夕食はスパゲッティに自家製パンチェッタとジェノベーゼ・ソースを和えたもの。
セモリナ粉を使ったスパゲッティのマイレージがすでに大きい。香辛料は産地が限定されるのでマイレージ”0”に貢献できそうにない。
自家製パンチェッタ(生ベーコン)
材料:スパゲッティ、ジェノベーゼソースもどき、自家製パンチェッタ
(「ジェノベーゼソースもどき」はこちらのページの下の方)
自家製パンチェッタ:
材料:豚バラのブロック、塩、砂糖、胡椒(白、黒)、クローブ等
香辛料は、あるものでお好み香りになるように。
2,3日肉に塩を薄くまぶして、肉の余分な水分を抜く(=「血絞り」と言います。凄まじい表現ですが・・・)と肉の臭みが出ません。この後、氷水で塩を洗い流し、塩、砂糖、香辛料やハーブ類をまぶします。パンチェッタは一種の調味料として使うので味が濃くても問題ないと思います。塩分が少ないと傷み易くなる可能性が高くなります。保存は0℃が理想的。
香辛料に自家栽培のディル、KMさんが持ってきてくれたローリエなどを加えています。
①スパゲッティが茹で上がる少し前に、フライパンにパンチェッタをいれ少しカリッとするくらいまで炒め、ジェノベーゼソースと茹で上がったスパゲッティを入れて和えれば完成。
ソースさえ作ってあれば10分でできますし、美味しいですよ。
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