コロニーヘーブ2010/10/20 21:40

コロニーヘーブ(デンマーク)、クラインガルテン(ドイツ)、ダーチャ(ロシア)を日本語にすると「家庭菜園」になると思うが、どうもしっくり来ない。外国の「家庭菜園」には週末に寝泊りできる小屋がつきものだ。北欧に滞在している時、コロニーヘーブのことをサマーハウスと英語に直している人がいた。
サマーハウスは文字通り「夏の別荘」と受け止めていると、話がかみ合わない。どうやらコロニーヘーブのことの方を言っていたようだ。
スーパーへ行っても、新鮮な葉菜類は少なく、サラダのようなものは食べないのか、周囲のデンマーク人に聞いたことがあった。答は、もちろん食べている、だった。新鮮さが命の葉菜類はサマーハウスで自分で作っているので買うことはない、と言っていた。
菜園では、家族で農作業の合間にビールを飲んだり読書や日光浴で週末をのんびり楽しむそうだ。
日本でも、デンマーク大使館員のイエンスさんは、小田原のみかん山でコロニーヘーブを週末に楽しんでいる。その様子をテレビで何度か見たことがある。
同じ菜園なのに、日本の「家庭菜園」とこうも違った印象を持つのはなぜなのだろうか。
日本の都市近郊では、家庭菜園の一般的な広さはせいぜい30㎡ほどでないだろうか。これでは週末を過ごす小屋を建ててしまったら耕作地がなくなってしまう。自給どころか趣味的に野菜作りを楽しむくらいしかできないだろう。遊休=不耕作農地が神奈川県だけで1千ha以上あるというのだから、土地がない、と言うのは理由にならない。食糧自給率の向上に貢献しながら、週末を家族や友人と過ごせる場がもっとあってよいはずなのだが・・・

天候:曇り、時々小雨 気温:18℃-21℃
作業時間:10:00-11:00

虫取り:モンシロチョウがたくさん舞っている割には、青虫が見つからない。アマガエルはヨトウムシより青虫が好みなのだろうか。指先に挟むと弾力性のあるヨトウムシに比べると、すぐにつぶれてしまうほど柔らかい。

観察:
防虫ネットを施してある畝のキャベツが元気なく萎れている。
元気のないキャベツ
引き抜いてみると、主根がすっぱり切られていた。
主根が切られたキャベツ
主根を補うように細いひげ根が出ていたので、植え直したが復活は難しそうだ。もう一株はひげ根も出ないまま萎れ切っていたので撤去した。

ブロッコリーの花蕾が日増しに大きくなっている。
ブロッコリー
収穫まであと1週間か・・・
防虫ネットをしなかったブロッコリー
同時に育苗したブロッコリーでもこれほど差が出る。上は防虫ネットと溝施肥をしたもの。下は春に米ぬかと油かすを表面散布しただけのもの。