作付けを考える前に2010/10/10 20:53

畑の規模が小さく、自家消費を目的に作付けを考える時は、食卓に上る頻度の高いものを優先しないと、毎日のように必要なものが足りず、めったに食べないものが余ってしまう。
この事態を避けるには、日々の献立を1年を通じて考えたり悩んだりする経験が必要なようだ。
7月から始めた自炊で、畑の光景が台所に結びついてくるようになった。食べ物を作っているのだから、どう食べ栄養にしていくのかが想像できないと、百姓はつまらない。
一度にたくさん取れたイチゴはジャムに、ラッカセイはピーナッツ・バターに、シソの実は塩漬け、ナス・キュウリは漬物・・・保存食の知恵も必要だ。キュウリのピクルスも様々な場面で使える上に、保存が利く。
全面混播(畝全面に多種類の種を蒔く)したものの間引き菜はそのままドレッシングをかければ数種類の野菜のサラダになる。ナッツ類を加えると、さらに味わいの幅が広がる。
生活を彩る花もよい。芳香剤など化学合成されたものに頼らず、花の香りが楽しめる。香りのよい花は受粉の助けとなるミツバチなども呼び寄せてくれる。
農業が日常生活を大事に豊かにしていくきっかけを作ってくれている。

天候:雨のち晴れ 気温:17℃-24℃
作業時間:16:30-17:00
サトイモの試し掘り
サトイモの試し掘り
海老名駅への途上、メールが届いているの気づき内容を確かめると、KMさんとMSさんが畑に来ているらしい。徒歩で向かうと小1時間はかかる。急ぎ足で45分ほどか。何とか間に合ったので、サトイモの試し掘りをすることにした。花を咲かせたものが2株あったので、その中の1株を掘り起こしてみた。なかなか良く育っているが、側芽の勢いがよく小芋が親芋のようになっていた。
収穫したサトイモ
いくつか親芋のように大きく育ったものの中1つを持ち帰り、さっそく具沢山の味噌汁にした。
サトイモの味噌汁
サトイモに長ネギ2本、間引いたダイコン、ナスを加えて、煮干で摂った出し汁で煮込む。
サトイモの味噌汁を煮る
最後に味噌を加えて自家栽培の野菜だけの具沢山味噌汁が完成。よく締まったサトイモはきめが細かく味がよい。

献立:
昨晩の夕食
スパゲッティ・ナポリタン
材料:ハム、赤唐辛子、ルッコラ、イタリアンパセリ、バジル、塩、胡椒、オリーブオイル、調理時間15分

今朝の朝食
鶏ムネ肉のピカタ
材料:鶏ムネ肉、卵、塩、胡椒、ワサビ菜、ラディッシュ
鶏ムネ肉のピカタ、ワサビ菜とラディッシュのサラダ、トマト味のガーリック・ライス 調理時間30分
(野菜はすべて自家栽培のもの)