疫病とベト病2012/01/17 21:58

昨年、秦野の畑で栽培していた秋ジャガイモ(ニシユタカ)のすべてが疫病に罹ってしまい、半分以上が芋の部分まで病変が及んでいた。
座間の畑2ヶ所で栽培したものは無事収穫まで漕ぎ付け豊作だった。疫病の原因は土壌にあるらしい。栄養過多で水捌けが悪い場所に多発するらしい。疫病の原因になる卵菌は水カビ類に分類される。この卵菌が引き起こす病気には疫病の他にベト病がある。いずれも、作物に壊滅的な被害を及ぼす。
土壌微生物叢(群)の極相(クライマックス=安定群落)が保たれていればこれらの病気を回避できるはずだ。農薬の投下、過多な施肥、単一作物の多量作付けと連作で土壌微生物叢(群)のバランス=クライマックス(安定群落)が失われることが原因として考えられる。
少品種・多量栽培には病気が一気に蔓延する危険が付きまとう。無農薬栽培では多品種・少量栽培が必須だ。多様な作物を最小限の施肥で栽培を行うことで土壌微生物叢(群)が極相(クライマックス=安定群落)に遷移することを促す。土壌が豊かならば施肥も避けるべきだろう。
春から3000㎡の新圃場で再びジャガイモの栽培を始める。20kgの種芋を植え付ける予定だが、集約栽培は避け、混植の工夫が必要になりそうだ。畝間に栽培する作物で病原菌の飛来を妨げるために何が適当だろうか。
秦野の畑には1000株以上のタマネギを栽培しているが、小麦を間作している。タマネギにはベト病の脅威がある。高畝で水捌けを考慮しているので、できる対策はしてあるが、疫病の原因である卵菌の存在が気になる。
本日の運動:ジムまで徒歩6km、水泳2800m

天候:晴れ    気温:2℃-7℃
作業時間:10:00-12:30
野菜宅配2軒

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