適温まであと3℃2012/01/28 20:16

栽培する野菜の発芽温度はそれぞれ異なる。今週に播種したダイコンやニンジンの最低発芽温度は15℃。種は地下1cmほどの深さにある。浅い場所なので必要な地温に上昇するまでそれほど時間はかからないだろう。3日前に播種したダイコン畝に昨日トンネル掛けした。
トンネル内の地温
トンネル内地下1cmの地温を測ると11.9℃。
露地の地温
同じ条件で露地の地温は5.5℃。6.4℃上昇している。ビニール・トンネルだけでなく草マルチ、不織布のベタ掛けの保温効果もあるのだろう。数日で地表面近くの温度は15℃に達しそうだ。陽光がありがたい。予報によれば1週間晴天が続くだ。畝を乾燥させないよう注意が必要だが。

天候:晴れ    気温:-2℃-6℃
作業時間:11:00-14:00
ニンジン(ベーターリッチ)の畝にトンネル掛け
ニンジン畝にトンネル掛け
気温は低いが日差が強く感じられる。日本は陽光に恵まれたイタリアより緯度が低い。厚着をして作業していると汗ばむ。

踏み込み温床の準備
刈り草置き場
ブルーシートを外す。放射性セシウムが雨とともに降下してくる。雨よけは必要だ。とはいえ、畑全体にしなければ意味はない。
これほどの事態に至りながら、いまだ原発事故関連でだれも逮捕されていない。1千年に1度の大津波だと言っていたが、震災会議の議事録もないという。後世に伝えるべき大事な記録だろうに。意図的な証拠隠蔽にちがいない。
底には腐葉土
発酵していない上層部の刈り草を枠の外に運び出す。
腐葉土とミミズ
腐葉土は発酵が終わっているようだ。ミミズ等の土壌生物の姿が見える。
腐葉土を床土に
腐葉土に米ヌカと草木灰を加え、苗の培養土に。
踏み込み温床
刈り草と腐葉土を運び出した空間を竹などで仕切り、通気性を保たせれば、この場所でも好気性菌による発酵熱を利用した温床は可能だろう。昨年の6月には手を入れてられないほど積み草の内部が熱くなっていた。気温が低いので、刈り草と米ヌカを交互に積んでからたっぷり水を加えて踏み込む必要がある。