田んぼで餅つき2011/12/11 21:27

恒例になった年末の餅つき
餅つき
自然農法で栽培し天日干したもち米を使った餅つきだ。今となっては、これほど贅沢な餅はないだろう。
田んぼの中で水道・ガス・電気は来ていない。
薪で煮炊き
まずは火起こし。米を蒸し、雑煮の湯を沸かす。
雑煮の具
雑煮の具の野菜はすべて自家栽培のものを持ち寄った。
ニンジン、ダイコン、コマツナ、サトイモ、九条ネギに天然のヒラタケ。豊かな食事だが、かなりの放射能汚染があるかもしれない。
餅つきの準備
固めに蒸し上げたもち米は杵でこねても粒がなかなか潰れてくれない。この作業の方がつく作業より時間がかかる。手抜きをすると米粒が辺りに飛び散ってしまう。
つきあがった餅は大根おろしと和えた「からみ餅」や「雑煮」になる。水分が少なく固くしまった餅は食べごたえがある。
つきたての餅とお汁粉
夕食はつきたての餅が入ったお汁粉。餅1個で満腹。来年は自前の餅をと考えていたが、赤信号が灯ってしまった。

天候:晴れ   気温:0℃-14℃
作業時間:10:00-15:30
雑煮の具材にする野菜の収穫に畑に向かう。
座間の畑
時間に余裕がない。サトイモと九条ネギだけ収穫して田んぼに向かう。
昼食時、餅を食べながら「ホタルを守る会」の活動報告、会計報告。続いて来年度の活動計画などが話し合われた。
ホタルの保護活動は行政の支援もあり効果が出ているようだ。1000頭以上のホタルが出現した日が4日間もあったとのこと。

サトイモの保存用の穴
サトイモ保存用の穴
サトイモを保存するために1mの深さの穴が掘ってある。周囲で堆肥袋に土を入れて山芋を栽培している。
春、サトイモを掘り出した後に刈り草を詰め、サツマイモを放り込んでおいた。やがてサツマイモは芽を出し苗を取ることができた。
そろそろサトイモの保存ができるよう準備が必要だ。サツマイモの残渣を片付ける。
山芋
春に植え付けたムカゴが予想外に生長して立派な山芋になっている。思惑通り穴の縁に顔を出している。これならば収穫に手間取ることはなさそうだ。
紫芋
苗を採った後にできたサツマイモ(紫芋)。思わぬ収穫だった。

野生のキクラゲ
天然のキクラゲ
キノコ採り名人Sさんの話を毎回楽しみにしている。今日は松茸の話だった。いつも聞き流してしまっているのがもったいない。きちんと記録せねば。このSさん、福島原発のすぐ近くの農家が出身で、放射能汚染がひどく墓参りにも行けないらしい。

青虫は美味しくて安全な証拠2011/12/15 20:34

販売している野菜に虫がついていることがよくあるらしい。スーパーの綺麗で虫のついていない野菜に慣れている人には脅威だろう。野菜や果物の虫食いは美味しい印なのだが、商品としての価値は低い。無農薬だからといって、虫がついていても仕方ないと言ってしまうのは乱暴かもしれない。
先日、宅配した野菜から青虫が這い出してきたらしい。今回だけの話ではないようだ。それでも「青虫は美味しくて安全な証拠」と半ばお褒めの言葉を頂いた。本来、食品である野菜は栄養、味、見栄えの順に価値が決まりそうだが、見栄えのように無機的な要素が商品には大事なようだ。
本日の運動:水泳2800m

天候:晴れ    気温:1℃-15℃
作業時間:8:30-14:15
座間の畑
霜で覆われた座間の畑
霜で覆われたタマネギの畝。厚目の草マルチで根が浮き上がってしまったタマネギの苗は見当たらない。昨年は霜柱が立つ度に浮き上がった根を踏んで抑えた。そのため大玉に育ったタマネギは1つもなかった。

秦野の畑の草刈り
アメリカセンダングサの群落
オナモミに似たアメリカセンダングサと思われる群落が広がっている。
柄の曲ってしまった三角ホー
三角ホーの柄が曲がってしまった。2千円弱のものにこれ以上の強度を期待してはいけないのだろう。包丁並みに研いで刃が付けてあるので草刈り道具としては強力だ。
作の外の雑草
柵の外側の雑草。身の丈ほどもあって、ほぼ木質化している。三角ホーで根こそぎにする。
除草した柵周辺
姿勢よく、背筋を伸ばし両脚に均等に体重をかけて作業を続ける。ヨガで学んだ身体の使い方はこんな時に生きてくる。おかげで身体全体に負荷が分散してどこも痛くならない。とはいえ、若くはない。無理は禁物だ。

大豆栽培の歩留まりは2割・・・2011/12/17 20:56

7月中旬に播種した大豆の脱穀
大豆の脱穀
通路にブルーシートを敷き、カラカラに乾いたダイズを踏みつける。カメムシに汁を吸われ黒ずんだ鞘が多い。実が充実する頃までは虫の影もなかった。
9月下旬の大豆の生育状況
9月下旬の大豆
今年のカメムシの発生サイクルが予知できていれば、2週間早めの播種で収穫量はずっと多かったにちがいない。

天候:晴れ    気温:-2℃-9℃
作業時間:12:30-15:45
レモンにワラ囲い
レモンの霜害
霜でレモンの新芽が枯れてしまった。
レモンにワラ囲い
北西側に霜よけのワラ囲い。暖かそうに見える。はたして効果のほどは。

ダイズの脱穀
ダイズの脱穀
収穫したダイズの1/3をブルーシートに広げ足踏みで脱穀するが、虫食いばかりで収穫量は極端に少ない。せいぜい2割くらいか。麹をたっぷり加えれば味噌1年分くらいになるか。

初氷?2011/12/18 21:41

今冬初の氷
初氷?
収穫したサトイモの洗浄で濁った水が凍っている。12月に入って最低気温が4回零下を記録している。どうやら初氷ではないようだ。
平均気温が10℃を上回る日が10日と多かった昨年に比べると、今年は明らかに低く2日しかない。とはいえ、気象庁の長期予報によれば、今年の冬は平年並みの寒さになるらしい。
本日の運動:
筋トレ PullDown 50kg 10x3  PushUp 17.25kg 10x3
ヨガ、水泳800m、徒歩6km(自宅ジム)

天候:晴れ    気温:-3℃-12℃
作業時間:10:00-11:00
ホウレンソウの発芽
発芽したホウレンソウ
透明なビニール・シートをベタ掛けして保温していない場所は発芽していない。これからホウレンソウは寒さで細胞が凍結しないよう糖分を蓄える。順調に生育してくれれば甘みのある美味しいホウレンソウが収穫できる。

緑きょう病菌に冒されたヨトウムシ
緑きょう病菌に冒されたヨトウムシ
気温の高かった9月、10月に悩まされたヨトウムシの姿をここしばらく見ていなかった。昨秋から春まではヨトウムシの白い死骸が多く、白きょう病菌に冒されたものばかりだった。いずれにしても、春までヨトウムシに悩まされることはなさそうだ。

色づいてきたイチゴ
色づいてきたイチゴ
クリスマスにイチゴのショートケーキができるかもしれない・・・柄ではないと言われそうだが、甘いものは好きだ。

無農薬だが2011/12/19 22:40

定期的に野菜を購入してくれる方から、無農薬野菜は安心なので、本来なら捨ててしまうキャベツの外葉やニンジンの皮まですべてを美味しく味わっている、と連絡をいただいた。料理が上手なだけでなく、本当の味わいを知っているからなのだろう。しかし、安心と言い切れるのだろうか。
2日前に福島第1原発が「冷温停止状態」になったという報道があった。「冷温停止」とは文言が異なるので、同じ意味ではないだろう。「冷温停止」は正常に動作している原子炉が正常に停止状態になったものを指すらしいが、崩壊した原子炉に「冷温停止」はない。これで事故収束を宣言したのか。
いずれにしても拡散してしまった放射能を元に戻すことは不可能だ。「除染」や「冷温停止状態」などまやかしだ。250km以上の距離を隔てた神奈川県中央部にも放射性物質は飛来している。見えないし臭わない、それで自分を安心させている。栄養分もおいしい部分も皮に近いところに多い。せいぜいよく洗ってから食してもらうより仕方ない。

天候:晴れ   気温:2℃-11℃
作業時間:10:30-14:15
春ジャガの準備
春ジャガの準備
サトイモの半分13株ほどの収穫を終えた。冬の間、畑を裸地にしておくのはよくないと聞いているので、くん炭と米ヌカを散布した後、刈草でマルチした。土壌は適度な湿度が保たれ、土壌微生物群は住処と栄養分を得て冷たい外気や紫外線に晒されずに極相(クライマックス)を維持できるだろう。

ダイズの脱穀
ダイズの脱穀
麦の後に作付けたダイズの歩留まりは良好だ。6割ほどか。

サトイモの収穫、1株で7kg。
サトイモ1株で7kgの収穫
子芋と孫芋だけで5kg
子芋と孫芋で5kg
親芋2個?(どちらが親芋か分からない)は種芋に。