99% ― 2010/10/26 22:09
微生物生態学なんて、あるのだろうかと、畑を手伝ってくれる大学院生のKMさんに聞いてみると、「その学会員」だとのこと。大学院でDNAなどの研究をしているとは聞いていたが、どういう関わりがあるのか「微生物生態学入門」日本微生物生態学会教育研究部編著(日科技連)を読み始めて、了解できた。微生物の研究の第一歩は対象となる微生物の培養で、これが出来ないと研究は始まらないらしい。しかし、近年、研究が進みDNAやRNAを分析することで微生物の分類等の可能性が出てきているようだ。これまで研究されてきた微生物は全体の1%程度にしかならないようだ。
農業分野に関わることでは、植物内生菌=エンドファイトなどが最先端を行く研究対象になっている。6月に放映されたNHKの「サイエンスZERO」でも、このエンドファイトが取り上げられていた。
われわれの身近にも豆類に寄生する根粒菌などがあって、自分の目で確かめることが出来る。これもエンドファイトなのだろう。
どうやら、根粒菌のように植物内に寄生し共生関係にある微生物は他にもたくさん存在するらしいことが、判ってきているらしい。
茶色の地肌に作物だけが勢いよく生育しているのが良いとされているが、不自然で違和感があり納得できなかった。
まだほとんど(99%)解明されていない微生物と植物の共生関係が明らかになれば、雑草と呼ばれ、駆除の対象にされているものへの見方が変わるかもしれない。
天候:曇り、時々小雨 気温:17℃-19℃
作業時間:9:30-10:30(三田)
サツマイモ芋掘り
2週間前は親指より少し大きいくらいだったのが丁度よいくらいに生長していた。定植が1ヶ月近く遅れたこともあるので、さらに来週まで収穫を延ばし、葉が枯れてくることを待つことにした。
黄花コスモスが生長し過ぎて道路に大きくはみ出しているので、刈り取ることにした。
YKさんと小1時間作業しすると、
道路が倍くらい広くなった感じがする。
10:45-12:30(座間)
ライ麦畝作り:北風除けにライ麦を畑の北端で栽培し、一定量以上の収穫が見込むことが出来れば、足踏み脱穀機を手に入れるつもりだ。
たとえ食べられるほどのライ麦が収穫できなくても、種用のモミと麦藁が確保できるだけでありがたい。これから、畑の余白すべてに麦を蒔く予定でいる。
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