誠意と信念が人をつなげ連帯を生む2011/05/19 21:37

日本社会で成功したと言われる人たちは勘違いをしているようだ。金と地位が人を引きつけるのは事実だが、尊敬や信頼も一緒に得ているというのは誤解というより錯覚だ。
退職してから、元々なかった金と地位にはすっかり縁がなくなった。これで世捨て人同然に農夫の真似事をしていくのだろうと考えていたが、現実は予想に反してきた。
土壌微生物の力を借りて自然農法をどこまで追求できるか、まったく自信がなかったが、知らぬうちに多くの人の手助けがあって意外なほど早く成果が上がってきているようだ。
どんな立場にいようが誠意と信念を持って人に接していれば思わぬ幸運に恵まれることがある。
刈草置き場を用意して多量の刈草を搬入してくれる造園会社の社長さん、余剰野菜の販売場所を用意してくれた行きつけの床屋さん、一緒に無農薬・無化学肥料野菜栽培をしてくれる仲間たち、米ヌカを提供してくれる精米所、それに若き微生物生態学研究者。宮仕えでは思うに任せなかった社会貢献を果たしながら、世の中すべて相身互いで助け合い連帯していきたい。

天候:晴れ   気温:12℃-25℃
作業時間:10:00-13:45
サトイモ畝その他に草マルチ
刈草置き場
刈草置き場
精米所に米ヌカをもらいに行った。ただ米ヌカを譲ってもらうばかりでは申し訳ないのでコメ10kgを購入。2,600円で量販店並の価格、販売者の顔が見えるのがいい。
米ヌカ6袋を持ち帰った。中3袋を余剰野菜販売仲間に配る。
たっぷりある米ヌカをサトイモ畝に散布し厚目の草マルチをした。山盛りになっていた刈草の1/4がこれで消化された。

キュウリ3株の植え付け
キュウリの定植
生育のよくないスナックエンドウを撤去し、小麦の陰になった場所に植え付けた。これでもウリハムシの食害に遭うのだろうか。太陽の高度が上がっているので日当たりは悪くない。

苺ジャム作り
苺ジャム作り
60株のイチゴの1度の収穫では足りないので、収穫したイチゴを砂糖漬けにしておいた。今日収穫したものを合わせて煮詰める。
苺ジャムを煮る
グラニュー糖ではなく三温糖を使った。そのためかアクがよく出る。熟しきったイチゴが枯れずカビが生えたり腐ったりするのは窒素過多が考えられる。アクが多いのはそのためかもしれない。粘り強く丹念にアクを除去する。
出来上がった苺ジャム
水飴とレモンピールを仕上げに加えて煮詰めたものを熱いうちに煮沸消毒したビンに詰めて出来上がり。沢山あったつもりがこれだけにしかならない。