再びサツマイモの育苗を試みる2011/04/01 23:42

失敗続きだが、失敗で終わらせたくないと思い、昨日駅前のスーパーでサツマイモを2種類買ってきた。
前回播種したベニアズマは一部カビが生えるなどしていながら、粘土質の床土で覆うなど、失敗しても仕方がなかったようだ。それを反省して、身が硬く締まった種芋を用意した。
サツマイモの種芋3種
サツマイモの種芋3種
左側:紅マサリ、中央:ベニアズマ、右側:パープル・スイート・ロード
枯葉を敷き詰めるのがよいと聞いたが、ないので笹の葉で代用することにした。排水性と保湿性の相反する条件を備えているかどうか確認しできたわけではないが、他に選択の余地がない。たっぷりの笹で覆った後、不織布で覆いたっぷり水遣りをして育苗用トンネルに入れた。頻繁に水遣りをする必要がありそうだ。

天候:晴れ  気温:2℃-15℃
作業時間:11:30-14:00
ソラマメに支柱
ソラマメに支柱
風除け、虫除け、倒伏防止に周囲を小麦で囲っていたが、小麦と背比べするかのように生長するソラマメに支えが必要になってきた。

スナックエンドウに支柱
エンドウマメに支柱
ソラマメ同様に生長が著しく、笹の支柱では支えきれそうにない。こちらも小麦が防風の役割を果たしている。

ジャガイモ(キタアカリ)が発芽
ジャガイモ(キタアカリ)が発芽
メークインに比べるとはるかに小粒なキタアカリの種芋もメークイン同様25cmの深さに植え付けたので、発芽までに腐敗してしまうかもしれないと心配していたが杞憂だった。

内部被曝を避ける2011/04/02 18:12

野菜の放射性物質汚染への不安が広がっている。先ほどメーリングリストで、セシウムやストロンチウムなどが栽培野菜による吸収が避けられる可能性があることが知らされた。
新潟大学教授の野中昌法教授の投稿によると、ヨウ素、セシウムだけでなくストロンチウムによる汚染に注意を払う必要があるようだ。なぜかストロンチウム90に関する報道や発表がないのが気になる。
半減期が8日間ほどのヨウ素は残留性の問題はなさそうだが、半減期がそれぞれ30年ほどになるセシウムとストロンチウムが土壌に残り野菜に吸収されれば内部被曝の可能性が出てくる。
セシウムとカリウム、ストロンチウムとカルシウムはそれぞれ同属元素で、カリウムやカルシウムが土壌中に存在すると、セシウムやストロンチウムは野菜などによる吸収が抑制されるとのことだ。幸い、カリウムもカルシウムも畑作に不可欠な存在だ。野菜栽培に適度な土壌調整がされていれば、これらの放射性物質摂取による内部被曝が一定程度避けられるというのは久々に耳にする朗報だ。

天候:晴れ  気温:4℃-22℃
作業時間:9:00-16:30
小麦畝の中耕・土寄せ
小麦畝の中耕・土寄せ
三角ホーで条間に溝を切りながら小麦の根元に土を寄せた。倒伏防止、除草だけでなく排水性改善も兼ねている。

育苗用培養土作り
牛ふん堆肥置き場の土
牛ふん堆肥置き場の土を四阿に運ぶ。
四阿に積んだ堆肥置き場の土
雨を避けながら乾燥させ篩(ふる)いにかけて床土=育苗培養土にする。土と堆肥の割合は7:3程度になるようにした。
培養土のPH
PHは6.6を超えるくらいなので、酸度調整の必要はない。

サトイモの植え付け準備
サトイモの畝
深さ30cmの溝を切り、牛ふん堆肥を投入。種芋を掘り出して芽出してから植え付けになる。

午前中は友人宅で竹垣撤去を手伝いながら廃材になった竹の他に防腐処理をした1mほどの杭を数本譲ってもらった。

自生のバナナ2011/04/03 21:42

住宅街の中に伸びた土手に自生のバナナ
自生のバナナ
農道が交差点で途切れ、その先が土手状になって続いている。どうなっているのかと足を踏み込んでみた。踏み跡がなくほとんど人が入らない場所のようだ。
冬に何度か雪が降るこの辺りで熱帯植物のバナナが生き残ることができるのか、と驚かされた。枯れているように見えても、先端には新芽が吹いている。季節になれば実をつけるのだろうか。小さめの新芽があれば野草として採取してもよさそうだ。

天候:曇り  気温:6℃-11℃
作業時間:10:15-11:15
ニンニクがとう立ち
ニンニクのとう立ち
早くても4月下旬だと思っていたが、これから花芽摘みに忙しくなりそうだ。開花前の葉先より長くなった時が適期のようだ。早過ぎれば裂球し、遅過ぎれば球根が大きくならない。
ニンニク複数の花芽
中には複数の花芽(とう立ち)が伸びているものもある。よい兆候なのだろうか。

ものは試し2011/04/04 21:38

明日は二十四節気の清明。桜の開花も見られ、色とりどりの花が咲き始める季節になった。
サトイモやショウガの芽出しを始める頃だ。昨年に保存のために埋めておいたサトイモとショウガを掘り出した。サトイモは凍らせないようにすれば越冬は難しくないが、ショウガは難しいと聞いていた。越冬させる条件はどんなものかと調べてみるが、これはというものはなかった。
三田の隣の畑では、毎年ショウガを越冬させて栽培しているというので、それを参考にさせてもらった。
サトイモとショウガを越冬させた穴。深さ1mある。
サトイモ、ショウガ保存用の穴
ショウガは1mの深さに埋めれば越冬可能ということで、不織布にくるみサトイモの間に埋めた。
越冬したショウガ
右側の白っぽいのが新ショウガ、左側がひね(老成)ショウガだったもの。腐ってしまったものは1つもない。ひねショウガは深さ40cmほどの場所だったが芽が出ていて元気だ。結果は大成功。失敗を恐れず試すことが大事なようだ。
保存に必要な温度が維持ができたのは、穴の上を透明なビニールシートで覆って地温を上げていたからだろう。

天候:晴れ  気温:4℃-14℃
作業時間:10:15-16:00
ブルーシートの屋根をロープで補強
ロープで補強したブルーシートの屋根
北風でバタついていた屋根のブルーシート上にロープを張り補強した。

サトイモとショウガを掘り出す
サトイモとショウガの保存穴
透明なビニールシートの保温効果か雑草・ホトケノザの勢いがよい。
掘り出したサトイモ
芽出しの必要はないようだ。
サトイモ畝に元肥
元肥として牛ふん堆肥と米ぬかを投入。
サトイモの植え付け準備
元肥の上に5cmほどの厚さの土で覆ってサトイモの植え付け準備完了。

トマトの発芽
トマトの発芽
発芽がなかなか揃わない。
ナス(黒秀ナス)の発芽
ナスの発芽
上横2列は昨年購入した本長ナス。1株しか発芽していない。
下仁田ネギの発芽
下仁田ネギの苗床
発芽し始めた芽は緑に色づいていずか細く白い。

見えない脅威2011/04/05 21:42

遠くに丹沢大山を望む長閑(のどか)な春景色を背景に仲間3人で農作業。楽しいひと時だが、見えない脅威が迫っているのかもしれない。
竹取の共同作業
自然に寄り添うことで成り立つ農業には自然の素材(竹)が似合う。自然の恵みを期待しながら人工物で汚したり見苦しくしたりするのはできるだけ避けたい。

天候:晴れ  気温:1℃-15℃
作業時間:9:30-13:40
竹取り
竹取り
枝を取り払うのが厄介で時間がかかる。
この竹を使いトマトの雨除けハウスを作る予定。
筍
竹を切らせてもらったので、浅い溝を切って米ぬかを投入した。その作業中に小さな筍が収穫できた。

ハーブのカレープラントを挿し木
カレープラントの挿し木
名前が示す通り、美味しそうなカレーの香りがする。