せめてドイツ並みに2012/01/12 21:55

原発廃止はもちろんだが、一般市民による農地確保もドイツ並みにならないのか。
今日も、6月末に撤退を迫られている秦野の畑まではるばる出かけた。徒労感ばかりだが、タマネギとニンニクの様子見と麦踏が待っている。往復のガソリン代だけで1,000円かかる。趣味ではないのでこの出費は無視できない。
中公新書の「ジャガイモ世界史」によれば、ドイツでは第二次世界大戦後、ナチス・ドイツの崩壊により民主化が進み、地主よりも耕作者の権利重視が実現した、とある。家庭菜園=クラインガルテンは耕作者が希望すれば、宿泊可能な小屋付きの農園を低料金で20年間以上借りることができるようになっているようだ。耕作地は平均500㎡あって、穀類以外の作物はほぼ自給できる。戦後の食糧難に苦しんだ経験が生きているのだろう。食糧自給率が39%ほどしかない日本には遊休農地というより耕作放棄地がたくさんある。神奈川県だけでも1000ヘクタール以上あるらしい、これでいいのか。
本日の運動:スポーツジムまで徒歩5km、水泳2900m

天候:曇り、時々晴れ  気温:-1℃-7℃
作業時間:10:30-13:30
麦踏
麦踏
草マルチをしたタマネギ畝の右側が麦畑。例年より寒さが厳しい12月の播種は遅すぎたようだ。麦踏が必要なほどには生長していないが、踏む。
ニンニクの様子
ニンニク畑
除草した畝と比較しても草生栽培(雑草を敵視せず共生の利点を生かした栽培法)のニンニクの生育は悪くない。苗が一定の大きさに育っていれば、除草の手間が省け、霜害対策にもなりそうだ。とはいえ、自然の摂理に対する深い理解が必要だ。
草マルチのタマネギ
草マルチのタマネギ畝
収穫はすべて天と地の恵みから。石油化学製品の使用はできるだけ避けたい。

明日は定例の野菜販売日、座間で野菜販売の準備。
野菜販売の準備
出荷予定の良質なハクサイ
ハクサイ
ニンジンやハクサイなど芯のある野菜は、芯が細く見えるほど良質らしい。芯の中に導管が通り、根から栄養を運ぶようになっている。芯の周囲に糖など栄養分が蓄積されるので、その部分の体積が大きいほど栄養価が高く、甘みのある美味しい野菜となる。