トマトの雨除けを外す2011/09/03 20:14

雨除けまでして栽培したトマトの出来がよくなかった。窒素過多で葉ボケして実の付きも生長も悪い。雨除の効果がこれ以上期待できない上に台風シーズン到来で、遅かれ早かれ撤去するつもりでいた。
外では強風が唸りを上げているが雨は降っていないので、畑に様子を見に行く。
台風12号の強風が吹きつける畑
雨除けのビニールがばたついている。ハトメの一部が強風でちぎれてしまっていた。
雨除けのビニールを外す
来年もトマトの雨よけ栽培を考えるならば、きちんと投資してそれなりの雨よけハウスを作らないと、台風の直撃に耐えられそうにない。

天候:くもり、強い南風    気温:29℃-25℃
作業時間:10:45-12:00
ハクサイの苗にネット
ハクサイ苗に防虫ネット
本葉が出始めたハクサイの苗にはまだ害虫がついていない。いつもなら蚊取り線香なしで30分も作業していると服の上から何ヶ所も蚊に刺されてしまうが、今日は台風の影響による強風のせいかうっとうしい蚊の羽音がしない。のんびり作業ができる。

明日は秦野でジャガイモの植え付けの予定。できれば、キャベツ、ハクサイの畝の準備もしたい。

スパコンでも想定外2011/09/04 17:11

最近の天気予報はよく当たることもあるが、今回は台風が予想外の動きをしたためか雨の予報はほとんど当たらなかった。さすがのスーパーコンピュータでも複雑な要因がからみ想定が困難だったようだ。自然相手にすべてが想定通りなんてありえないのだろう。おかげで雨に降られず予定していた作業を終了させることができた。
9時前に造園会社の社長さんと刈り草を車2台に積み込んだ。246号線を辿り秦野まで1時間のドライブ。この刈草をつかい、ビニール製のマルチを使わずにタマネギ栽培をする予定。地形図で標高を確かめると240mくらいだった。平均で2℃平地より気温が低くなるかもしれない。

天候:曇り、時々晴れ  気温:25℃-28℃
作業時間:10:00-14:00
秦野の畑でジャガイモの植え付け
ジャガイモの植え付け
前回用意した2本の畝(40m長)では足りず、急きょ3本の畝を用意した。合計100mになる。それでも10kg購入したニシユタカの種芋が余ってしまった。
帰りに寄ったパン屋さんの店員の1人はロシア人だ。ロシアのジャガイモの植え付け方を話してくれた。
V字型の溝を切り、その頂点の両脇に種芋を植え付ける。2条植でも、片側から土寄せをするだけ済んでしまう。なかなか合理的で次回は是非試してみたい。

技術者=科学者か?2011/09/06 21:37

紀伊半島東南部に豪雨が集中し多くの犠牲者を出した。明治時代以来の大災害だという。先人たちの悲劇から得た教訓をなぜ活かせないのだろうか。
スーパーコンピュータでもゲリラ的豪雨の予測は困難なようだ。気象庁を始めとする予報官たちに過大な期待を寄せるのには無理がある。彼らは科学者ではなく気象予測の技術者だ。これまでに獲得した気象に関わるあらゆる知識やデータを元に予報を試みる技術には限界がある。当然、誤りもある。
原発についても同じことが言えそうだ。技術者ならば想定内の範囲で自らの技術を活かすためのあらゆる可能性を追求するのは自然な態度だ。
しかし、原発の安全性の判定する組織は技術者ではなく科学者が主導しなければならない。近代科学の基本には懐疑主義がある。研究・調査の対象となるものに想定などという前提を置かずに、あらゆる疑いを排除しながら真理を追求する態度が必要だ。
そういう意味で、マスコミによく登場する専門家のほとんどが技術者的な視点しか持ち合わせていないようだ。ましてや、専門的知識を備えていても官僚や企業家などは論外だ。

天候:晴れ、時々雨   気温:22℃-28℃
作業時間:9:30-13:00
臨時野菜販売
臨時野菜販売
台風の影響で先週金曜日に予定していた野菜販売ができず、廃棄処分せざるを得ない野菜を売りたいとの連絡があった。農薬や化成肥料を使わずに丹精込めた野菜を大事にしたいということで、急きょ野菜販売をすることにした。11時から13時までの2時間。売れ残りはほんの僅かだった。ありがたい。

雨ばかりの昨日に昨年10月に収穫したままになっていたラッカセイでピーナッツバター作りをしたが失敗してしまった。
ピーナッツバター作り
180℃で30分ローストしたラッカセイの薄皮をむいてフードプロセッサーでペースト状にする工程は昨年と同じだ。しかし、時間がいくら経ってもペースト状にならない。原因はラッカセイの乾燥とロースとのし過ぎのだようだ。すり鉢で当たるより他に方法はなさそうだ。

アイスクリーム作り
アイスクリームの材料
新鮮な卵が手に入ったので、評判のよかったアイスクリームを再び作る。
材料:卵3個、生クリーム(脂肪分35%)1パック、グラニュー糖100g、シナモン、ラム酒
卵白、生クリーム、卵黄の順に砂糖を加えしっかり泡立てる。
卵黄はシナモンとラム酒を加え白っぽくなるまで。
凍らせる前のアイスクリーム
泡がつぶれないよう混ぜあわせ冷凍庫へ。卵黄が下にたまらないよう固まり始めた頃に一度かき混ぜる。

巧妙な隠蔽2011/09/08 20:39

「風評被害」に「除染作業」という言葉を耳にする度に、その背後で事態の悪化が心配になる。
マスコミ報道だけを頼りにすれば、原発事故は収束に向かって順調に推移している、と思い込むのは仕方ない。除染をすれば、その土地の放射線量が下がる、のは道理だろう。
しかし、風評被害を恐れるあまり、食品や焼却灰の放射能汚染の事実に眼を背ければ、予測のできない放射能拡散による二次汚染を招き、汚染の把握が困難になる。除染も同じだ。愛国心があるならば、日本人はみな運命共同体、放射能汚染を共有しよう、は困る。
日本にまだ社会正義というものがあるのならば、事実に対峙し、責任の所在を明らかにすべきだろう。少なくとも東電を破綻処理し被害住民の保障をした後、発送電分離の出発点とすべきだった。菅首相はこれを実行して初めて責任を果たしたことになったのだが。

天候:晴れ   気温:20℃-29℃
作業時間:10:00-12:30
ダイコン(おおくら大根)の播種
おおくら大根の播種
前作はインゲン豆。又根を避けるため石を取り除きながら、鍬で耕作。5粒ずつ株間40cmで点蒔き。

サラダ菜とサニーレタスの播種
サラダ菜とサニーレタスの播種
やっと確保した苗床に条蒔き。キク科のレタス類は防虫ネットの必要はないだろう。ダイコンとともに不織布をベタ掛けして保湿に努めた方がよさそうだ。この時期、草マルチはコオロギの温床となるので逆効果になる。

「死のまち」発言2011/09/10 19:01

放射能汚染で誰も住めなくなった土地を前にして「死のまち」のイメージが浮かびそれを国務大臣の立場で公言したからといって間違いなのだろうか。
放射能汚染が解消されない限り誰も住めない。その結果としての「死のまち」発言は不快な表現だろうが事実だ。その真実に目を背けさせる報道の姿勢の方が問題だ。
マスコミ情報では原発周辺の放射能汚染に深刻さはうかがえない。汚染は速やかに解消され住民は間もなく戻れそう、という印象がある。しかし、放射性物質の特性を考えればそんなことはありえない。ネット上にはマスコミ報道とは程遠い内容の報告がある。これら根拠を明確にしている情報に従えば、福島県を中心とする被災地区の多くでは、住民の避難が早急に実施されるべき状況だと思われる。安易な楽観は許されない。
怒りの感情は、不用意な発言の言葉尻に囚われることなく、真実に向き合い、「死のまち」をもたらしたものに向けられるべきだ。そして再発を防止することが最優先課題だ。

天候:晴れ   気温:24℃-31℃
作業時間:9:00-15:00
厚木駅近くの草刈り現場に立ち寄り6袋分の刈草を車に積み秦野の圃場に向かった。度々の渋滞に巻き込まれながら1時間半ほどで到着。昨日までとは違って湿度が高く、気温がより高く感じる。
秦野の圃場で草刈り
タマネギやキャベツの植え付けに備え、圃場北東側の草刈りを済ますべく、刈払機で根を切りながら草を刈る。燃料切れになったところで、昼食休憩をとる。その後、刈払機のエンジンが突然始動しなくなってしまった。
ニンニク植え付け予定地
友人が刈払機の調整をする間、三角ホーで草を削りながら、畝立ての準備をした。今月中にニンニク千株分の植え付けを済ませる目処が立った。