自給自足の基本は自家採種2018/07/06 12:55

栽培作物のすべてを自家採種した種でと考えているが、なかなか難しい。特に雑交配しやすいアブラナ科のキャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなど多彩な野菜の採種はダイコンを除くとほとんど不可能だが、穀類の米、コムギ、豆類のダイズ、黒豆、アズキ、エンドウマメ、ソラマメ、イモ類のジャガイモ、サトイモ、サツマイモは簡単で何年も続いている。
しかし、美味しくて評判の良いキタアカリ(ジャガイモ)は採種できても芋が年々小さくなり、自家採種ではやがてピンポン玉大の芋ばかりになってしまう。
おまけにジャガイモは休眠期間の3ヶ月ほどが経過すると発芽を始めてしまう。
現在、自家採種をしながら栽培しているジャガイモはアンデスレッドとニシユタカの2種類。ともに休眠期間が短いため9月に入ると発芽を始めてしまう。おかげで春と秋の2回栽培ができるのだが。
スーパーなどで見かけるジャガイモは不思議なことに、いつも肌に張りがあり時期になっても発芽の兆しが見えない。
放射線照射の効果だろうな…だとすればその表示があるはずだが、そんな表示は見かけない。実際に放射線照射処理を行っているのは北海道士幌農協の「士幌アイソトープ照射センター」のみらしく、照射処理されるジャガイモの量は限られているとのこと。
ではどうやって芽止をしているのか不思議に思っていた。週刊誌「週刊金曜日5月25日号」の「ジャガイモの発芽防止に使われる除草剤(=クロルプロファム)がヨーロッパで使用禁止に!」でその謎が解けた。
ジャガイモの発芽防止に使用される放射線は光の仲間であるガンマ線なので放射線照射されたジャガイモはまったく安全だというならば、なぜ人体に有害な物質を含むことが疑われる除草剤を使うのか。おそらく経済的理由によるのだろう。放射線照射も除草剤もごめんだ。

天候:曇り時々晴れ    気温:22.4℃-26.4℃

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
畑の場所は何市

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://climaxgarden.asablo.jp/blog/2018/07/06/8910472/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。