虎の尾を踏む ― 2011/06/12 22:22
発送電分離、浜岡原発廃炉、自然エネルギー推進庁設置・・・こんなことを国策の一環にしようとすれば、一国の首相といえどもただでは済まないようだ。
人口1億以上、経済規模世界第3位、国土が狭くても日本は巨大な国だ。地震と原発事故の復興費用が国家予算の1/3にも及ぼうとしている。被災地域の行政機関、生活や情報の基盤などがすべて破壊されている中、迅速で適切な対応ができるはずもない。日本社会は軍隊組織とは違う。首相のリーダシップのもと全国民が目的達成のために一糸乱れず行動するなんていうことはできない。民主国家とはそういうものだ。そのように組織されていないのだから。
リーダの首をすげ替えれば、事態が一気に好転するなどとはだれも期待していないだろう。電力会社に寄り添う霞が関の官僚たちが顔向きを変え、本気なって被災地の復興に動き出す奇跡が起きなければ何も変わりはしないだろう。彼らこそが行政、立法、司法のすべてを支配しているのだ。首相がいくら声を張りげても、彼らがウンと言わなければなにも動かない。
天候:曇り 気温:21℃-27℃
作業時間:9:00-17:00
田名の田んぼで麦刈り
小麦は梅雨の合間に刈り取りしなければならない。小麦の株間には直播きの稲が発芽している。
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