事実から目を背けない ― 2015/02/01 21:02
2011年以来ニュースを見聞きするのが疎ましくて仕方なかった。それがここ数日は、事実から目を背けたくてニュース番組をできるだけ避けてきた。
今朝一番のニュースが「後藤健二さん殺害」の知らせ。知りたくなかった。火中の栗を拾いに行ったのだから「自己責任」、仕方ない、なんて言いたくない。
同胞の命を何とか救いたい一心からの勇気ある行動を賞賛こそすれ、知らん顔などできない。とはいえ、無事生還を訴える署名活動に参加するくらいしかできることはなかった。無力なまま事実を見据えるのは辛いことだ。
権力者の動向ではなく戦禍にあえぐ人々に寄り添い、その惨状を世に知らしめるべく活躍していた後藤健二さんこそ数少ない真のジャーナリスト。
奇しくも「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」自国の暗い歴史や戦争責任から目を背けることに警笛を鳴らした西ドイツ元大統領のワイツゼッカー氏が亡くなった。ワイツゼッカー氏が「ドイツの良心」ならば、後藤健二さんは「日本の良心」、無事生還してくれたら失いかけていた日本人としての誇りを取り戻せたかもしれない。
後藤健二さんの死去の報に乗じて、好戦的な姿勢を露わにしているこの国の首相の発言が気になる。元はといえば、同盟国である米国のイラク侵攻による混乱がなければイスラム国は存在せず、今回のような悲劇は避けられたはずだ。事実から目を背けているとさらなる悲劇を生む。
本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
ジムでヨガ教室
ジムまで徒歩往復11km
天候:晴れ 気温:9.1℃--2.1℃
温床には微生物の力が必要 ― 2015/02/04 22:21
長ネギの播種適期は3月か4月。今の時期では、何か工夫しないと気温が低すぎて発芽してくれそうにない。
長ネギを育苗する苗箱の地温は5.9℃しかない。太陽光だけでは地温はなかなか上がらない。微生物の発酵熱が必要になる。枯草菌の発酵熱は70℃くらいまで上昇する。この熱を使えば曇り空でも夜間でも温床表面の温度は30℃以上に保てる。しかし、発酵熱を期待できる期間はせいぜい2週間ほど。発酵熱を利用してナスやトマトなどの果菜類の育苗を始めるのは2月末になる。それまでは太陽熱だけが頼りだ。
温床北側の地温は3.1℃
温床南側の地温は14.2℃もある。
北風が遮られ陽だまりになっているためか、外気温より高い。
ブルーシートの代わりに透明なビニールシート。これで太陽光が差し込み温床内の温度を上げることができる。
本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
天候:晴れ 気温:0.6℃-9.3℃
2月3日
温床の雪対策
降雪の予報が出ている。天井部を覆っているビニールシートが雪の重みでたわんでしまわないよう竹や波板で補強。
2月4日
ルバーブの移植
今月末に撤収期限の畑から本郷の畑にルバーブを植え替える。日陰になる西側の塀際に3株。品種はスペシャルレッド、赤いルバーブができるはずだが、期待するほどの赤さにはならない。環境が変われば期待できるかもしれない。
カブ2種を播種(あやめ雪、あまうま中かぶ)
こちらは北側の塀際。この畑で一番暖かそうな場所だ。明日の雪か雨の後に換気口付きビニールシートでトンネルがけの予定。最後に草木灰を混ぜた米ヌカを散布。
すでに手遅れか・・・ ― 2015/02/05 14:00
およそ半世紀前、46年前に40カ国を旅したことがある。ソビエト連邦、西ヨーロッパ、北アフリカ、中東、インド、東南アジア諸国を巡ってきた。
当時の貧乏な若い旅人のバイブルであった「1日1ドル」を地で行く苦しい旅ではあったが、それに値する収穫があった。紛争地域を通過せざるを得ないような時もあっ
たが、身の危険を感じるようなことはなかった。アジア諸国を先の大戦で戦禍に巻き込んだにもかかわらず、現地の人の温かい処遇を受けたのは、憲法9条のおかげだろう。
先の大戦で想像を絶する犠牲を払いながら獲得した憲法9条をかなぐり捨てしまおうとしている。戦争をする国になる以上その恩恵はなくなる。観光であれ、仕事であれ安全に海外を訪れたり生活することはできなくなってしまったようだ。
政府が関与しても湯川さんや後藤さんを救えなかった。自分だけは特別で例外と思うのはあまりに楽観的すぎるだろう。
昨年の8月から9月にかけて湯川陽菜さん解放を画策(言葉は悪いが、相手はイスラム国)していた同志社大学教授が公安警察(日本の秘密警察)の捜査対象になるなどして、イスラム国との交渉のチャンスを失ってしまったらしい。
その結果、後藤健二さんが仕方なく救出のため現地に赴いたというのが真相らしい。後藤健二さんがイスラム国に囚われて最中に中東訪問した安部首相は、イスラム世界が敵視するイスラエル、その国旗の前で有志国支援を表明した。助ける気があったのか怪しい。
同盟国の義務と称してアメリカやイギリスに同調する必要はないはずだ。巨大石油資本(セブンシスターズ)はアメリカやイギリスの利益代表だ。中東諸国から莫大な利益を貪り奪ったツケを一緒になって払う必要はない。あるとすれば、かの大戦で莫大な被害を及ぼしたアジア諸国に目を向けるべきだろう。
本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
水泳 3000m
天候:雨 気温:1.8℃-4.5℃
芭蕉を移植 ― 2015/02/06 21:02
元用水路の土手に自生していた芭蕉をバナナと間違え畑に1株だけ植えたものが大きく育った。春先からは強風除けに、梅雨明けからは日除けになってくれた。
畑の明け渡しに伴い撤去が必要になった。忍びないが刃が厚く重い開墾鍬で根本から切り倒す。株の小さなものは移植用に掘り起こす。
茎の直径が20cmに達するものがいくつもあって、切り倒すだけでも思っていた以上の重労働。続いて次の利用者の支障にならないよう根も掘り起こす。
河原沿いの畑に移植。物置代わりのサイクルハウスの南側と西側に風除け日除けを兼ねて。
本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
天候:晴れ 気温:-1.7℃-10.4℃
温床(冷床)内の長ネギの苗床の温度は11.2℃。一昨日は5.9℃、5℃ほど上昇している。
発酵熱で加熱するものを温床、それがないものを冷床と言うらしい。昨日は降雪の予報が出ていたため、透明のビニールシートの上からブルーシートで覆っておいた。
その一部を剥がし長ネギの育苗箱に日が当たるようにした。
畑の荒起し ― 2015/02/09 15:38
天地返しというほどの深さではないが、20-30cmの深さに本郷の畑を掘り返した。場所によるが、蕗(フキ)やドクダミの根が土に充満するほど蔓延っている。それを取り除くにはスコップで丹念に掘り返すしかない。
掘り起こしたドクダミの根
ドクダミの白っぽい根を掘り起こす度にドクダミの香りが漂う。蕗のトウもあちこちに見える。
荒起しの本来の目的は、土壌の通気性や排水性の改善を目的らしいが、大雑把に田畑を大雑把に掘り起こすこと、というのもあるので、今回はこちらに当たる。
2日間かけて幅1m、長さ10mの畝分を荒起し。掘り上げた根っこが乾燥してしまうまで放っておき、その後に畝立て。
仕上げに草木灰混じりの米ヌカを散布。米ヌカに草木灰を混ぜておくと固まりにくいようだ。
帰路、ハウスに寄り片付け。ハウスと畑の撤収の目処が立ってきた。そろそろ麹作りを始めたい。
本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
天候:曇り、時々晴れ 気温:6.5℃--0.7℃
2月7日
五寸ニンジン播種
カブの東側に1袋分を条間15cmで4条、株間3cmで7,8粒ずつの点蒔き。翌日に雨の予報、不織布のベタがけだけにして、降雨よる水分を期待した。
2月9日
換気口付きのビニールシートでトンネル掛け。
薄日がさすだけで外気温は1桁台だが、内部はすぐに20℃を超えた。これだけあれば、ハウスの室温とそう変わらないだろう。
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