1週間ぶりの畑 ― 2024/06/06 11:42
体調を崩し1週間近く療養を強いられた。昨日辺りから通常の食事が取れるようになったため畑へ。70代になって以来、急に体調を大きく崩すことが多くなった。
しばらく固形物を摂っていなかったせいか、歩くと足元がなんとなく頼りない。畑を見回るだけにして・・・
リンゴ紅玉
リンゴはほぼ500円玉サイズに。
ムラサキイモ
18株植え付けた苗は活着しているようだ。苗についてい
た葉はしおれ始めているが、新芽が出ている。
ズッキーニ
たくさん花をつけ始めているが土地が痩せているためどこまで実が大きく育つか。
ショウガ、中央にその芽。
ショウガ畑のジャガイモ
栽培しているジャガイモに比べると皮肉なことに遥かに草勢がよい。
サトイモ畑
雑草だらけだ。しかし、この雑草が後で役立つ。
サツマイモ苗床の中
10日ばかり前に蒔いたバジルとフェンネルの発芽が心配だったがしっかり発芽していた。他に苗が貧弱だったス
イカ2株、ズッキーニ1株が意外にも順調に生育。下手な手をかけないほうがよいということか。
タマネギの花
タマネギは種を取ろうにも雄性不稔で花粉ができないため種もつかないと聞いているが、雄しべには花粉がついているように見える。とりあえず不織布をかぶせ採種を試みる。
ニンジンの花
自家採種のためとう立ちしたニンジンを放置しておいた。両脇にはダイコンも。こちらはいつでも採種できそうだ。
食料自給率40%なんて笑わせる。野菜種子のほとんどが輸入品だ。
種子で国内自給できるのは米など一部の穀類だけだろう。おまけに種子法が自家採種の邪魔をしている。食糧危機はサツマイモで凌げばよいと言ってもその育苗方法を知る人は少ないだろう。
自家採取した種から野菜を育てるのは難しい。固定種を5年連続して栽培すればその土地独自の固定種=地場野菜になるらしいがこれはさらに難しい。今のところ成功しているのは紫芋と長ネギくらい。
天候:曇り 気温 19.5℃ - 25.5℃
代搔き後の田んぼ ― 2024/06/07 14:23
稲作はそろそろ潮時かと考え始めた頃、若い仲間が登場し稲作を続けることができる…が現実になった。
体調を崩して代搔きや田植えどころではなくなったが、若い仲間たちのおかげで代搔きが無事に済んだ。
数年前までは手作業での代搔き作業。こんなにきれいに代搔きした田んぼは初めてだ。あとは田植えだが、自給用の1年分の米を確保できるくらいは自分でしたいが、体調次第で思うようにならない。
苗代
10日ほど前まで、稲苗の不安があったが意外なほど順調に生育していた。問題は雑草がかなり混ざってしまっていることだ。日曜日、サツマイモ苗の定植を済ませたら田んぼに移動して苗の選別をして田植えに備えるつもりだが、これも体調次第。
代搔き作業で汚れていた耕運機の泥を洗い流してから畑
へ移動。
大玉トマト
大玉トマト、ナス、ピーマンなどの夏野菜の脇芽かきしてから草刈り。刈草で夏野菜の畝のマルチ。これで雨による泥の跳ね返りが防げるし地温の過度な上昇も抑えられる。
落果しやすい大玉トマト。一房に4つ実がついている。ちょうどよい数で摘果せずに済む。
ピーマン
摘芯していないが脇芽がたくさんで出てそれぞれに花をつけている。
ウズラ豆
近づいて生育状態を確認。
順調に花をつけている。
サトイモ畑
脇芽をかかないと小さな芋ばかりになるため、すべての脇芽をかいた。
今日は代搔き後の田んぼの様子を見て夏野菜の芽かき作業のみのつもりだった。1時間以内の帰宅が正午前になった。今年も例年にない暑さの夏がやってくるようだ。いくら体調に問題なしとなってもこんなことは避けないといけない、そんな年齢になっている自覚がなく同じ過ちを繰り返すのは愚かすぎる。
天候:曇り 気温 27.0℃ - 18.8℃
田植え1日目 ― 2024/06/10 14:28
サツマイモ-鳴門金時の苗が揃ってきていつでも植え付
けできるようになってきた。田植えの前に定植を済ませておきたい。
ということで田んぼへ移動する前に植え付け。
これでサツマイモ、紫芋と鳴門金時芋の苗の植え付けが終わり一段落。これで明日からの田植えに専念できる。
6月10日、田植え
20㎝毎に印をつけた紐を張り田植え開始。
1週間、ほぼ身体を動かしていないためぬかるむ田んぼを歩くと足を取られ何度か転びそうになる。
しかし、それもつかの間、履き慣れない長靴にも慣れ作
業が順調に進む。2時間ほどで16条(列)、おそらくこれで1/3が終了。ほぼ予定通りだ。しかし、今年は3日で終わる田植えを4日間にして試してみたいことがある。
苗代
用水路に水が入ると水苗代の状態になること目論んでいた。5月下旬に用水路が満水になった頃から苗代が水で覆われ稲苗が急速に生長し始めたようだ。
稲苗の生育はいつになく良く、分けつを始めた大苗もある。小さめの苗でも例年ならば大苗に分類できる。稲作を始めて以来、初めて望むような稲苗が揃った。
明日は半日かけて稲苗を採取し、生育のよい順に分類するつもりだ。
分けつを始めた大苗を筆頭に分類し植え付け場所を区画に分けてみたい。分けつした大苗は1本植え。分けつを始めていない大苗は1本植えと2本植え、それより小さめの苗は2本植えと3本植えにして生育状況にどれだけ差が出てくるか確かめるのが目的だ。
天候:曇り、時々小雨 気温 17.0℃ - 24.0℃
田植え2日目 ― 2024/06/11 16:21
予報通りの晴天。6月上旬とはいえそよ吹く風もなく真夏のような日差し。先週、体調を大きく崩したため、熱
中症を警戒しながら稲苗の採取と選別を始めた。
しばらくすると南風が吹き始め暑さが気にならなくなる
根の張りがよく稲苗をほぐすのに時間がかかる。分けつを始めた大苗、これに次ぐ大きめの苗、中くらいの苗に選別。
分けつ大苗〈右)と大きめの苗(左)
大苗はすべて1本植え。
分けつを始めた大苗
中くらいの苗
両手でやっとつかめるほどの束が4つ。ここでは中サイズの苗だが、例年ならば大サイズ。分けつしているものもある。とはいえ、これらは基本2本植え。
明日はこれらの中サイズ苗から植え付け。
大サイズの苗はそれぞれ区画に分けて植え付け、その後の生育状況を観察。
中サイズよりさらに小さめの苗は残った区画に2本植えと3本植え。
天候:晴れ 気温 18.5℃ - 27.3℃
田植え3日目 ― 2024/06/12 14:30
今年の梅雨入りは遅れるらしい。20日頃から雨天が増える予報。この間、真夏日をまじえて炎天下の農作業になるが、水が張られた田んぼを渡る風が涼しく心地よい。
今日は長靴を止めて地下足袋に。ヒンヤリした水が足袋
に染み込み暑さを多少でもしのげる感じだ。実際に田んぼに入ると脱げてしまう心配もなく軽快に歩き回れる。
予定通り中サイズの稲苗から植え付け。
中サイズの稲苗は2本植えのつもりだったが、分けつした丈夫そうな苗は1本植えに。
田植えを始めて3時間。
途中水分補給で5分ほどの休憩をはさんだ。1日目は16条(列)、今日は23条(列)。稲苗の株を分けながら選別しておいたため効率的に田植えを進めることができた。
大苗の植え付けは明日に。これだけの苗ならば1時間ほどで植え付けは終わりそうだ。大苗の植え付け後に残る区画があれば、広さに応じてさらに苗の採取と選別が必要になる。金曜日まで真夏日の予報がでている。田んぼならばその暑さは気にならない。
よくできた稲苗を無駄にしないよう田んぼの隅々まで植え付けか所を確保したい。4日間の予定は5日間に。
天候:晴れ 気温 19.3℃ - 28.3℃
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