分業はつまらない ― 2011/11/13 21:06
TPP交渉参加は経済成長をする上で必要である、というのが常識らしい。しかし、これ以上経済成長する余地があるのだろうか。経済成長を続けながら炭酸ガスによる地球温暖化を避けるには原発しか選択肢がないといって墓穴を掘りつつある現代社会。日々欲望を満たす以外に生きている喜びを見いだせなくなっているのは何故か。
最近、農業は第6次産業だということが提唱され始めている。第1次産業=生産、第2次産業=加工、第三次産業=流通販売をすべて合わせると第6次産業になる。分業化の中で農業が生産にだけに携わるようになったことが、農業を魅力のないものにしてしまったのではないか。元来、農業は百姓が担ってきた。生活を自立させるのに、あらゆることを自分たちの知恵・知識や技術で解決する必要があったため、そう名付けられたのだろう。分業化は効率化のためには都合が良いが、生きることの本質は効率、特に経済的効率だけでは捉えられない。
どんなに精魂込めて野菜を作ったところで、安ければそれが一番よいとばかり買い叩かれ、言い値で売り渡す。これでは農業=徒労だ。質のよい野菜や果物を生鮮食品としてだけでなく漬物、乾燥野菜・果物、ジャム等に加工して、自分で売る。ならば買い叩かれることなく、お客とのやり取りをしながら納得いく価格で売ることができる。手間がかかる上に儲かりはしないが、間違いなく面白そうだ。他人(ひと)に自らの存在を感謝されることほど嬉しいことはない。
天候:晴れ 気温:13℃-22℃
作業時間:7:15-10:00
野菜の収穫
ラディッシュ
株元にダンゴムシがたくさんいる。かじられた痕が白い。本来は綺麗な赤で覆われているのだが。
日曜朝市用に収穫した野菜
ラディッシュの他にコカブ、ルッコラ、九条ネギ
日曜朝市
長ネギ、九条ネギ、ニンジン、コカブ、チンゲン菜、水菜、コマツナ、ホウレンソウ、ルッコラ、新ジャガ、サトイモ、サツマイモ、カボチャ
前回の定例販売(金曜日)は雨で中止になった。葉物野菜が育ち過ぎで無駄になってしまいそうだった。急きょ、先週に続いて朝市を開いた。
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