忍び寄る脅威 ― 2020/03/01 16:47
ほぼ毎日出かける畑で出会う人はごく少数に限られている。そのため日曜日のヨガ教室に通うのが唯一の社交の場になっている。
さすがに今日は出かけるのを迷ったが、街の様子をお探るべく出かけてみた。入谷駅から海老名駅までの一区間だけの観察だが、車内はまばらな人影ながらマスクの着用率はほぼ9割に達していた。1週間前は5割程度だったろうか。2週間前は2割ほどで小瓶に詰めたエタノール消毒液を持参したのは大げさだったのかと思う程度だった。
がらんとしたスポーツクラブでヨガ教室が始まる前にスタッフが何やら張り紙をしていた。内容は明日から2週間、利用設備や個所の制限についての告知だった。
利用できるのはトレーニングマシンとプールに限られることになった。対岸の火事がこちら岸に飛び火してきたことを実感させられた。
新型コロナウイルスが猛威を振るう発生地の中国の臨床例によると、子どもの間での感染はわずかで、大人の間の感染が家庭内で子どもに及ぶというのが実態らしい。
ひるがえって日本では、感染状況の把握はほぼできていず対策のとりようがないのは当然だろう。
そこで何の備えもないまま首相の鶴の一声で全国の小・中・高の学校が明日から2週間一斉に休校となった。医療の専門家たちに賛否はあるものの、効果には期待しているような声が多い。何の根拠を持って公共の場で「効果あり」の発言しているのか。
本気になれば1ヶ月前からPCR検査を徹底できていたはずだ。スイスの製薬メーカ・ロッシュなど広く助力を求めれば可能だった手立てを講じることなく無為に過ごしていたツケが回ってきた。
一部スーパーでトイレットペーパーが品切れになったのは予兆だろう。日本での感染者数は今日までで千人に達していないが、検査をしていないのだから実態はわからない。今後、検査の範囲が広がるとともに感染の広がりと実態が明らかになってくるだろう。
新型コロナウイルスを抑えるワクチンはないのだから、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のトップが発した「新型コロナウイルスによるパンデミックはやってくる、アメリカも例外でない」は冷静に考えれば突拍子もないものではない。現実になれば海外からの食料供給が途絶えスーパーの食料品の棚が空っぽになることは予想がつく。
個人としてできることは、最悪の事態に備えてパニックを引き起こさない程度に保存の効く食料を少しずつ買いだめしておくことだろう。一昨日、一昨年に収穫した玄米を精米しておいた。硬質小麦粉も20kg以上ある。野菜は自給できている。問題はタンパク質だ。その一助に大豆やエダマメの作付けを増やしてみるか。
天候:晴れ 気温:7.0℃-17.5℃
ジャガイモ種イモの播種準備 ― 2020/03/03 13:18
春の訪れが例年より2週間は早いように思われる。先日、背中左側に帯状の盛り上がった腫れに痒さで気づいた。蕁麻疹にしてはいつまで経っても広がっていく様子がない。洗濯物を入れた洗濯槽に何やら丸まった虫のようなものが浮いていた。広げてみると小さなマイマイガの幼虫のようだ。こんな時期に毛虫にやられるとは。痒さと腫れの原因はこれだったらしい。
種ジャガイモ
ジャガイモにもウイルスによって引き起こされるモザイ
ク病などがある。そのため包丁をアルコール消毒。
100g以上ある種イモは50g前後にしてそれぞれに芽が
付くように切り分ける。切り口を3,4日太陽光に当てるなど十分乾燥させて植え付け後の腐敗などを防ぐ。
午前中いっぱいかけて乾燥させた種ジャガイモ。晴れた日にさらに2,3日乾燥させれば十分だろう。
相棒のKさんは今日も果樹の剪定
畑の大家さんに任されているが、大きな枝を大胆に切り落とすのにKさんは躊躇してしまうらしい。
ピーマンとナス・ローザビアンカの採種
明日の午前中の天候が雨ならばトマトなどと共に採取した種を播種する予定。
スナップエンドウに棚
笹だけで支えられなくなってきている。弦が地面を張ってしまわないよう棚を立てていく。ネットを張ってしま
えば手間要らずだが、切り出してある竹だけで作ってみる。完成にはあと1,2時間かかりそうだ。
ブロッコリーではなくキャベツのつぼみか?
キャベツがとう立ちして先につぼみをつけたらしいが、まるでブロッコリーのようだ。
天候:晴れ 気温:4.5℃-16.1℃
スイセンの開花が始まる ― 2020/03/05 13:56
周囲の畑では2月中旬頃にスイセンが開花し始める所が
多いが、この畑では本格的な春を告げるようにスイセンが開花する。
柿の剪定
これらか道路を覆うようにして茂る柿の太い枝が通行の邪魔になっているため思い切って切り払う。
大きな切り口には墨汁を塗布し切り口の保護と殺菌。切り口保護については墨汁に含まれるニカワ成分によるも
のらしい。これで道路にはみ出し通行の邪魔になることはなさそうだ。
切り口の乾燥を終えた種ジャガイモ
天候が不安定なため晴天の予報が出ている明日植え付け予定。
サツマイモの種イモ
サツマイモ2種(紫芋、安納芋)を保温した苗床に伏せ込
む。あと金時芋も伏せ込みたいが種イモが確保できていないため後日購入予定。
パクチー(コリアンダー)の植え替え
休眠中のアスパラガス畑に種を蒔いたパクチー、播種が遅かったものの何とか発芽し冬を越したが、ホトケノザ
などの雑草に覆われてなかなか見分けがつかない。ハーブ畑を兼ねた花壇を縁取るようにパクチーを移植。
天候:晴れ 気温:6.5℃-13.5℃
ジャガイモ播種 ― 2020/03/06 13:15
種ジャガイモ、キタアカリ3㎏とメークイン1㎏あれば自家用と宅配用に十分なはずだが、作付けを倍に増やすべきか迷っている。スキャンダルまみれの現政権に新型コロナウイルスの脅威に的確な対応はできまい。
医療崩壊を招きかねないマスクや消毒剤の不足がやがて食糧にまで及ぶことは想像できる。野菜などの種子等を含めると食糧自給率はほぼ0に近い。最悪の事態は考えたくないが、備えておく必要はあるだろう。
キタアカリ40株分で2畝
メークイン20株分
計3畝、まだ1畝残っている。種イモ1㎏追加してもよさそうだ。
稲の苗床土作り
畔板で苗床を囲みながら苦土石灰、米ヌカ、油粕に搬入されたばかりの馬糞堆肥などをすき込み1か月後の播種
に備える。これだけの広さの苗床があれば1反分=1000㎡分の苗ができそうだが、そこまで欲張ると再び身体が
壊れてしまいそうだ。種もみを蒔く前に丁寧に耕うんすれば苗床に十分だろう。
朝から何とはない疲労感があった。今日は土木作業が多く少々やり過ぎだったかもしれない。明日や休養日に。
天候:晴れ 気温:3.0℃-14.0℃
廃物利用 ― 2020/03/09 13:52
進入路脇を大家さんは粗大ごみ置き場にしていたらしく、ドラム缶、畔板、波板、ペール缶、ブルーシートなどが半ば土に埋もれていた。多くは掘り出して再利用しているが、それが難しそうなものもある。
壊れたペール缶とプラスチック製桶
ペール缶は見ての通り、このままでは使えない。桶も底が割れていて水などを貯めることはできない。
紫外線で脆くなった部分を剪定鋏で切り取り、ぼかし肥料作りの容器に。米ヌカ、鰹節出汁ガラ、コーヒーかす
卵の殻、畑土、腐葉土をよく混ぜ、やっとまとまるくらいに水を加えて、底に割れ目が入った桶でフタをして発酵を待つ。さらに草木灰を加えれば窒素、リン酸、カリの3成分がそろう。
花壇兼ハーブ畑の延長
雨降りで2日間家に閉じこもっていた反動か、とにかく身体を動かしたい。回復の証しだろうか。しかし、思いあがると再び痛い目に合う。
先日始めた花壇兼ハーブ畑作りを無理のない範囲で拡張していくことに。
スコップで深さ20㎝ほど掘り下げながら土を盛っていく。雨が降り続いても水浸しにならない圃場北側のこの区画で、今年は加工用トマト・サンマルツァーノをまず栽培してみようと考えている。
天候:晴れ 気温:7.0℃-19.5℃
強い北風だが、生暖かく寒さはまったく感じられない。
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