一雨ごとに春の兆し2019/03/01 13:19

春の訪れとともに天候が落ち着かなくなった。この冬まったく雨に恵まれず、降雨はありがたいのだが…
バショウが芽吹き
バショウの芽吹き
チンゲンサイはとう立ち
チンゲンサイとう立ち
雨が降るたびに春の兆しが現れてくる。

ビワは花から結実
ビワ結実
摘花した房には実が付き始めた。1ヶ月後には1房に3~4つまで摘果、袋掛けか…雨がぱらつくが先日やり残した摘花作業を済ませる。

ブドウ棚一応完成
ブドウ棚
筋交いを増やしたりしているうちに単管パイプを固定するクランプが2つほど足りなくなってしまった。キウイの棚を含めた棚全体を完成させるまであと一歩。
ブドウを誘引
ブドウ誘引
地面を這っていたブドウの弦を棚の上部に誘引。

天候:曇り時々小雨    気温:7.0℃-12.7

購入したジャガイモの種芋2種2019/03/05 15:26

手作業による稲作をしながらの野菜づくりはなかなか難しい。菜種梅雨と言われるほど晴天に連続して恵まれないことも多い。4月から6月半ばまで、稲の育苗から田植えにかかり切りでいると野菜づくりがおろそかになる。
それで今年の稲作は直播きでいく。播種に1週間以上かかるかもしれないが、野菜の播種・育苗に集中できそうだ。
ここ何年もジャガイモはキタアカリを除くと種芋を買ったことがない。昨年、新しい畑に作付けたニシユタカは不作で種芋も確保できず、アンデスレッドは種芋を確保しただけで終わった。
そこで種芋キタアカリ3kgとニシユタカの代わりのメークイン3kgを購入した。
種芋キタアカリ
キタアカリの種芋
種芋メークイン
種芋メークイン
それぞれ種芋1つあたり40g~60gになるよう必要なものは切り分けた。切断面を太陽光にしっかり当て乾燥させてから植え付けないと種芋が傷んでしまうこともあるようだ。

果樹の剪定やキウイの棚の補修に追われているうちに3月に入ってしまった。夏野菜のナスやトマトなどの育苗にまだ取り掛かれないでいる。
自家採種の他に新たに購入した種
購入した種
いずれも在来種で自家採種が可能なものばかりだ。今年は稲作よりもこの自家採種に力を入れたい。

温床の準備
簡易温室内に温床
簡易温室からレモンを出し温床をおくスペースを確保
温床の準備
トロ船の底に熱源の育苗マットを敷き、その上に苗箱を置いて温床にする。これで25℃以上に保てれば夏野菜などの発芽は可能だろう。今日の夕方、その育苗マットが届く。

天候:晴れ     気温:5.0-15.2

夏野菜播種の準備2019/03/07 11:15

予報通り、朝から雨。温床の仕上げをして採種などもしたい。
昨夕に届いた育苗マット
育苗マット
10℃から15℃の加温が可能らしい。20W弱の電力消費なので経済的ではあるが必要な温度が得られるか少々心配だ。
水浸しによる漏電防止に廃材利用
漏電防止に冷蔵庫の廃材
昨年末に壊れてしまった冷蔵庫の棚板を加工して育苗箱の下に敷いてみる。
温床
温床の底に熱源の育苗マットを、その上に漏水防止の冷蔵庫の棚板を加工したものを置くとぴたり収まった。
温床内の温度
緩衝材を断熱材にして床土を入れた育苗箱の保温を試みる。日照がなく加温をしてない温室内温度は10℃で地温も10℃。これが育苗マットの宣伝文句通りだとすると温床内20℃-25℃、地中温度も最低20℃が期待できる。さらに日照があれば地中はともかく温床内は40℃くらいまで上昇するだろう。これだけあれば、25℃以下の温度では発芽しにくいピーマンも大丈夫だろう。

ピーマン(左)とナス(ローザ・ビアンカ)の採種
採種
この他にトマトなどは例年採種ができず、購入したもの
明日、温床内の温度を確認してから播種。

天候:雨、時々曇り    気温:10.8-6.3

ジャガイモ2種植え付け2019/03/08 13:21

3日と持たない晴天、この期を逃せない。
種ジャガイモ2種を植え付け。
メークイン55株
メークイン植え付け
長さ20mの畝に溝を切り草木灰を散布してから、株間30cmで種芋を置いていく。
キタアカリ45株
キタアカリ植え付け
株間に油カスと米ヌカを発酵させたボカシ肥を軽く一掴み。これで草木灰のカリ、油カスの窒素、米ヌカのリン酸の3大要素がそろう。
ジャガイモ植え付け
隣のイチゴ畝を除草しながら覆土して終了。すべて手作業だったが意外に時間がかからなかった。ワラやラッカセイの残渣でマルチしておいた効果で雑草は生えていず土も軟らかい。

チューリップ発芽
チューリップ発芽
昨春、明け渡した畑の隅に自生していた真紅のチューリップ、河川改修工事で消えてしまうのはもったいない。生えていた辺りを掘り起こすと球根が1つだけ見つかった。それを持ち帰り秋に鉢に植え付けた。周囲に蒔いておいたジャーマンカモミールに隠れて今日まで発芽に気づかなかった。果たしてあの見事な真紅のチューリップを再び見ることができるだろうか…

蜂蜜レモン
蜂蜜レモン
鉢植えのレモン、収穫できたのはたった1つだけ。どうすれば無駄なく長く味わえるか考えた末に出た結果は「蜂蜜レモン」だった。買ってきた蜂蜜にレモンを薄切りにして漬け込む。できれば蜂蜜も自前にしたい。それには日本蜜蜂を呼び込む植栽など環境を整える必要がある。

天候:晴れ     気温:2.5-12.8

ピーマンとナスの採種2019/03/09 15:02

秋に種用に収穫したピーマンとナス、乾燥してかちかちに固まっている。水に浸けて2日間、やっと解れるようになった。
採種の用のピーマン・品種不明(苗を購入したため)、雄性不稔だと発芽しないのだが…
採種の用のピーマン
完熟したピーマンの赤い色と種の白っぽさが際立つ。種はナスの倍以上の大きさ、ピンセットで簡単に採取できる。
採種の用のナス・ローザ・ビアンカ、こちらは自家採種2代目なので発芽してくれるだろう。
採種の用のナス
ナスは果肉も種も薄い褐色でなかなか見分けがつかない。おまけに種が小さく、指先の感触を頼りに見つけた方が早そうだ。
採取した種
採取したピーマンとナスの種
ピーマン(左)とナス。水に浮くものは取り除いた。稲は濃い塩水で優良な種を選別するが、これで十分だろう。

温床内の温度
温床内の温度
昼間の温度は春らしく暖かくなったが、今日の明け方の気温は0℃前後。それを反映して温室内の温度は10℃を下回り、熱源に近い地温が10℃を少し上回っているだけだった。
育苗マットの発熱量だけではまだ足りないようだ。
熱源追加
育苗マットの下に防水した電気アンカを追加。これで育苗マットが上面の育苗箱に近づき温度がさらに上がりやすくなるだろう。
育苗箱には腐葉土をふるったものを入れてあるが、さらに焼き土で覆う。播種後の覆土にもこの焼き土を使う。焼き土だけで厚さが1cmほどになりそうだ。
床土で焼き土で覆う
これで発芽した苗が食害で消えてしまうことなく、除草の手間も省ける。明日になれば発芽に必要な温度に達するだろう。
焼き土をわざわざ作るのは時間も手間もかかる。
焼き土採取
そこで、草木灰作りに使ったストーブの底で焼けた土を使うこと。スコップで浅く土を削るだけだ。

天候:晴れ     気温:0.0-16.5