自家採種技術の強化 ― 2017/04/19 13:08
日本農業新聞によると「種子法廃止が決定し2018年4月1日施行」が決定したらしい。食糧確保のために米、麦、大豆などの基礎的な作物の種子の安定供給を各都道府県に義務付けていたが、これも民営化促進ということで廃止されただろう。
野菜等の種子袋には生産地が記載されているが、日本産はほとんどなく、多くが外国産だ。今後は米、麦、大豆などの種子も民間企業が開発した交配種ばかりが外国から入ってくることになる。背後にモンサントなどの巨大な多国籍企業が控えているのは明白だ。
そうなれば自家採種などが許されず、高価な種子を毎年購入することになりそうだ。それを避けるには自家採種技術を磨き固有種・在来種を確保するしかない。
苗代で稲が発芽を始めた
4月13日に播種して3日目で発芽が始まった。
覆土しなかったため表面に浮いた種モミが乾燥し発芽が心配だったが、昨日までの雨が恵になった。
稲の自家採種はこれで4回目になる。昨年以上の収穫があれば、種子固定がうまくいっていることになる。
自家採種のイタリアントマト・サンマルツァーノは2代目になるが、今年初めてのナス・ローザビアンカとともに発芽しなかった。
トウガラシ(自家採種)播種
発芽しなかったナス・ローザビアンカの苗床に播種。
サツマイモ・鳴門金時と安納芋播種
本日の運動:アシュタンガヨガ
天候:晴れ 気温:23.8℃-11.6℃
苗代にスズメ ― 2017/04/23 13:13
3日前の木曜日、田んぼの稲苗の様子を見に行くと数羽のスズメが慌てた様子で苗代から飛び立つのが見えた。厭な予感がして近づくと、風で不織布が剥がされた場所で籾殻が散らかっている。あちこちで1,2cmに伸びた苗が引き抜かれていた。使えそうな苗は半分ほどか。急いで帰宅し、種モミを仕込み直すことにした。
近くのスーパーで塩2kgを購入して塩水選の準備。
塩2kgに9.5リットルの水で比重がほぼ1.13の塩水を作る。水を加熱したが塩が溶けきるまでに時間がかかり、それを冷ますのにまた時間がかかる。
塩水選
底に沈んだ稲モミだけをネットに入れて加熱。
60℃前後で5分間
稲モミを湯を張った湯船に
発芽を促進するため湯船の蓋をして60時間ほど
ちょうどよい具合に発芽している。
畑に作った苗床
数日前から準備していた苗床に播種
種モミが隠れるくらいに覆土してからくん炭を散布
再びスズメの食害に遭わないようネットで覆う。2合分の種モミが余ってしまった。
稲苗が余って困ることはない。さらに2合分の苗代を用意。
ナス・2種を播種
ナス・ローザビアンカ
緑ナス・ルイジアナロング
他に円錐形のキャベツ・フィルダークラウトも播種
4月21日 再び田んぼの耕うん
相棒のKさんが耕うん機で耕うん。
あっという間に伸びた雑草が耕うん機のロータリーに絡むのを防ぐために、耕うん機の前を行き刈払機で雑草の生え際を刈り込む。
本日の運動:アシュタンガヨガ
天候:晴れ 気温:9.1℃-17.9℃
再度播種した稲が発芽 ― 2017/04/30 16:24
1週間前の23日に再度播種した稲が発芽した。
ビニールシートなどで保温しなかったためか、発芽に4日間余分に時間がかかった。
田んぼで育苗している稲は、スズメの食害に加えて播種時の覆土が薄く苗の根が乾いて枯れてしまったものが多く、田植えに足りそうにない。この畑苗が田植えの中心になりそうだ。今年の田植えは昨年より1週間ほど遅らせるかもしれない。
落花生の採種
右側はジャンボ落花生、左はナカテユタカか?昨春友人のKさんからいただいたもの。生育がよく食用だけでなく種子用に十分な量を確保できた。殻を外して充実したものだけを選別。
4月25日 自家採種の硬質小麦・ユキチカラ出穂
果菜類の自家採種はうまくいったり、いかなかったり。葉野菜は難しく採種すらできていない。その半面、穀類・豆類の自家採種の成功率は高い。
自生の大根の花
どこからか運ばれてきた種がいつの間にか発芽し数本のダイコンが採れた。そのうちの1本を残して種を採ることにした。
4月27日 夏野菜の苗
前列左からトマト・麗夏、ズッキーニ、奥左から細長ピーマン、キュウリ。
春蒔きホウレンソウ播種
3条、条蒔き。
4月28日 小玉スイカ播種
自家採種の種を紛失してしまい新たに種を購入。10粒で400円弱。種袋には7粒とあったので発芽率は7割といったところか。それにしても高い。ずさんな種子管理のツケが回ってきた。種子法の廃止で種子の価格は数倍になる可能性もある。
本日の運動:半年ぶりのヨガ教室と水泳500m
天候:晴れ 気温:10.1℃-23.5℃
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