戻り梅雨、良いのか悪いのか2013/08/01 22:07

昨日予定していた小麦の脱穀が雨で中止になった。これで2回めの延期。湿った麦わらは脱穀機に絡むの都合が悪い。脱穀した小麦もよく乾燥していなければ筵などにひろげ地干しをする必要がある。湿ったままにしておけばいずれカビてしまうし、製粉もできない。
生育順調なダイズ、津久井在来大豆
ダイズ、津久井在来大豆
いつもなら梅雨明け前の7月中旬に播種したダイズ。畑土が乾燥していたので発芽までやきもきした。それがここ数日の間に梅雨が戻ってきかのように雨が降ってくれた。
雑草で覆われた畑
1ヶ月ほど前だったか、雑草の根際から丹念に削ったにも関わらず、イネ科の雑草に一面覆われ、まったく地肌が見えなくなってしまった。高温と適度な降雨で雑草の勢いは増すばかり。
昨年はイネ科の雑草の代わりにスギナが繁茂していた。植生の遷移が始まっているのだろう。いずれオオバコやヨモギなどの広葉雑草への遷移に至ってくれれば畑として好都合なのだが。
8月末にはキャベツやブロッコリーなどの秋冬野菜の定植をするので、再度除草が必要になる。
スイートコーン全滅
スイートコーン全滅
こちらは明らかに天候が原因ではない。右側に迫るのはセイタカアワダチソウの群落。左側はスイートコーンを定植した頃に急に枯れたイネ科の雑草。中央が150株ほど植え付けたスイートコーンのピーターコーン。すべて生長がとまり草丈はせいぜい50cmで枯れ始めている。放置したままにもかかわらずセイタカアワダチソウの侵入がない。除草剤でも撒かれたのか。そういえば、収穫適期のスイカも姿を消した。盗まれてしまったらしい。


本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
      水泳2800m
老人に完全休養は要注意。すっかり疲労回復できたと思った一昨日、体幹の筋肉が古いゴムのように柔軟性を失い泳ぐのも走るのもままならなかった。就寝前に心地よい肉体疲労を感じるくらいが健康によいようだ。

天候:曇り、時々晴れ。夜に雨 気温:25℃-33℃
ほぼ毎日草削り
草削り
雑草に覆われ作物が見えなくなってしまった。
草削り
サトイモの周囲も。左がヤツガシラ、右は土垂。雑草が作物の栄養を奪ってしまうというのは疑わしい。周囲の除草が行き届いた畑のサトイモより生育が良いくらいだ。刈った草はマルチ材として有効活用。地温上昇を抑制し保湿にもなる。

ダイズ、青山在来大豆の種を隣のKさんからいただいた。
ダイズ、青山在来大豆
やや緑色がかったダイズ。埼玉県の小川町周辺で栽培されているものらしい。
播種:ダイズ、青山在来大豆
播種時期としてはやや遅いのかもしれない。3粒ずつ点蒔き。2条ちどり。株間25cm、条間35cm。畝長7m。

棚田に電柵2013/08/04 21:44

棚田を電柵を囲う作業と同時に田んぼの除草。
田んぼの除草
手押しの除草機=田車
田車
のどかな田園でエンジンを響かせることなく除草が効率的に行える農機具・田車。このような除草機の幅に合わせて田植えをするものらしい。
この田車、力を入れなくてもスムーズに動いてくれるが、慣れないと田んぼに足が取られ思うように動けない。
田車の扱いに慣れた友人のOさん、足が沈む前に次の足を出していれば、ぬかるむ田んぼに足を取られることはない、と言いながら手際よく除草を進めていく。来年から始まる稲作の実際や課題が見えてきた。

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)

天候:晴れ     気温:24℃-29℃
作業時間:9:00-12:00
田んぼに電柵設置
青根の棚田通い3日目。今日は秋の収穫に備えて害獣対策。昨年、予測されたイノシシの食害に対策を取らなかったため収穫前の稲が大打撃を受けたらしい。
山間のこの辺りではイノシシの他に猿、鹿、ハクビシンなどによる食害を想定する必要があるということで、電流を通した柵=電柵を設けることになった。
まずは田んぼ周囲の除草
田んぼ周囲の除草
電流を通す線に草が触れるとそこから漏電してしまう。
畦に防草シート
除草の後に防草シートで畦を覆う。これで漏電防止の草刈りの手間が省ける。
電柵の支柱
2.5mほどの間隔で電柵の支柱(ダンポール)を立てていく。一見頼りないが、猿などの侵入を防ぐには、猿が体重を預けられない頼りない支柱が有効だという。
電線を支柱に結束
雨天時などの漏電防止に碍子が有効だが、経費節約のため結束バンドで直接固定。
電柵完成
20cm間隔で8本の電線を田んぼの周囲に巡らす。最後にハクビシン対策として地上10cmほどの高さに電線を張り、最大9千ボルトの電流を発生する装置と電線を繋ぎアースを設置して完了。光センサーで夜間のみ通電設定も可能だ。

そろそろ限界か?2013/08/07 16:51

今日からしばらく真夏日が続きそうだ。昨日は30℃をこす気温に加えて80%前後の湿度が身体に堪えた。
午後1時頃から2時間ほど草刈りをした。刈払い機を使えばよいのだが、故障していることもあって三角ホーを振るえばトレーニング代わりになるとつい無理をしてしまう。三角ホーや鍬を振るっていると次第に腹部が締まって腹筋を使っているのが自覚できる。まだ大丈夫と作業を続けているうちに10年ほど前に摘出した胆嚢があった辺りが痛みが走り、足がふらつき始めた。その上頭痛までしてくる。プールの水に浸かると症状は治まった。
長ネギ周囲の草削りと土寄せ
長ネギ周囲の草削りと土寄せ
とはいえ、放っておくと長ネギなどの作物が雑草に覆われ土寄せすることもできない。
今後、草削りなど体力を消耗する農作業は、早朝ならば3時間程度、日中ならば最大2時間にして体力の限界を超えないよう注意が必要なようだ。他の時間は育苗や水遣りなどに使えばよい。

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)

天候:晴れ     気温:24℃-35℃
作業時間:9:30ー12:30
小麦の脱穀
小麦の脱穀
友人のOさんの脱穀機。
小麦の脱穀
1時間ほどですべて脱穀が終わる、とても人力では及ばない。昨年より作付面積が少なかったため収量は25kgほどか。
今日も殺人的な暑さのハウスで午前中に作業してきたせいか暑さがつらい。午後は草刈りなどの作業は止めて自宅で休養にする。
畑に直蒔きしたキャベツやブロッコリーの生育がよくない。暑さと水不足が原因か。大量の水を運ぶのも重労働だ。そろそろ農作業の時間を早朝に切り替えるべきか。

梅干し作り2013/08/08 21:32

これからしばらくの間晴天が続くようだ。やっと梅の天日干しができる。
塩漬けの梅
塩漬けの梅
フタを開けるとすでに梅干しの匂い。
塩漬け梅の天日干し
熟しすぎた梅だったため、半分は皮が破れてまともな梅干しにはなりそうにない。砂糖を加えて甘じょっぱい梅ジャムにするか。それを水に溶かせばよいスポーツドリンクになりそうだ。ザル1枚ではすべてを干し切れずまだ半分が残っている。
農業は第六次産業とは言っても、栽培(一次)に加えて加工(二次)、販売(三次)では忙しすぎる。分散しすぎた畑をせめて2ヶ所くらいにまとめたい。

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
      水泳2800m

天候:晴れ   気温:25℃-33℃
作業時間:13:00-15:00
水遣り
水遣り
練床の他、ルバーブ、ナス、オクラなどにポリタンから直接水を根本にかける。地肌が見えた畑土の乾燥がひどく、わずかな水では地表の数ミリくらいしか潤わない。
今日は水路の水が多くポリタンをほぼ満タンにできた。2本ずつ12往復してドラム缶2本分ほど。これだけで1時間。日頃鍛えているはずだが足腰にくる。
水不足と暑さでだろうか、最初に栽培したルバーブが姿を消してしまった。
一方、2畝栽培しているニンジンには水遣りなし。
厚く草マルチしたニンジン
刈芝草を厚くマルチしたニンジンの畝。マルチを外すと土はまだ潤っていて黒っぽい色をしている。畑土が間隔をあけて乾燥したり潤ったりを繰り返すとニンジンに段がついてしまう。

草削り
草削り
今日も長ネギ(石倉一本ネギ)の周囲の草を削る。この畝に沿って15m弱。これだけで1時間。終わる頃にはまた頭痛。炎天下では休み休みでも2時間の肉体労働が限度らしい。
削った草はそのまま鋤き込んでも窒素飢餓の心配はないらしい。「炭素循環農法」によればC/N比40以上あれば分解が遅く急速な窒素不足に陥ることがないという。

田んぼがやって来た2013/08/10 21:15

友人のMさんの口利きで田んぼが使えることになった。
田んぼ
数年トラクターで除草するだけで稲作はされていなかった田んぼ。
夕方、Mさんに所有者のKさんを紹介された後に田んぼに案内された。25m四方くらいありそうだ。とすると6畝(≒600㎡)ほどになる。
稲作の手伝はしたことがあっても、ほぼ経験なしに近い。これから来春に向けて綿密な作付計画を立て、それに従って作業を進めていかなければ収穫に辿りつけないだろう。ともあれ米の自給が実現可能になった。
これまで借りている畑と違って、借用期限を気にしなくて済みそうだ。趣味の家庭菜園の域を超えた広さの畑に田んぼが加わる。代かきなどのことを考えると中型の耕うん機が必要になりそうだし置き場も確保できる。

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
      Jog60分 8km  水泳600m
     筋トレ ラットプル 47kg 10x3
                ショルダープレス 20kg 10x3

天候:晴れ   気温:28℃-36℃
作業時間:11:00-12:30
支柱(ダンポール)などトンネル用資材の回収とダイコンの播種準備
ダイコンの播種準備
耕作放棄地と思われても仕方ないほど雑草に覆われた畑。トンネルの支柱として使っていたダンポールを回収しながら、予定しなかった除草とダイコンの播種準備。
予報通りの酷暑。立っているだけでも目眩がしそうだ。雑草が繁茂していて土壌は乾燥を免れている。この時期、地肌が見えるほど除草をするのに何か利点があるのだろうか。
小一時間で除草と畝立てを済ませる。鍬を振るっての作業は体力をひどく消耗する。作業が終わる頃には疲労のあまりへたり込んでしまった。脈拍は160を優に超えている。乾燥防止に畝を刈り草で覆い早々に退散。