久しぶりに鍬を振る2013/02/05 21:15

ブログとともに畑から心が少し遠ざかっていた。昨年末以来の寒さだけでなく、農地確保の煩わしさに気が萎えてしまった。
この数日、久しぶりに鍬やスコップを手に息が弾むほど身体を動かし大汗をかいた。これで気分が一新したのか、気力が戻り、体力の充実を感じられるようになった。

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
      水泳3000m

天候:曇り    気温:5℃-11℃

1月29日 ネギ3種の播種(ハウス)
播種:ネギ3種
左から「万能小ネギ」「下仁田ネギ」「石倉一本太ネギ」。各1条ずつ条蒔き。

1月30日 踏み込み温床の準備
踏み込み温床作りに使う竹
長さ2.4m、幅1.5mの温床を作るため厚木の畑の周囲にある竹林で倒れかけた真竹を5本ほど切りハウスに搬入。

1月31日 購入予定の耕運機YT550の下見
耕運機YT550
いつも野菜を大量に購入してもらっているNさんから格安で耕運機を譲ってもらうことになり、畑で実物を前にした。出力5.5馬力と聞いていたので、その意外な大きさに驚く。エンジンはディーゼルでメインテナンスにあまり神経質になる必要はない。
家庭菜園用のものならばせいぜい80kg程度と高をくくっていた。200kgはあるらしい。はたしてスバルサンバー・バンの荷台に載せられるだろうか。農地確保に耕運機の購入を迫られているとはいえ、何か後ろめたさがある。エンジンオイルの廃油などはどうすべきだろう。ガソリンスタンドに持ち込んでオイル交換をしてもらうしかなさそうだ。

2月1日 サトイモ畝の準備
サトイモ畝の準備
素晴らしい土壌に恵まれたこの圃場はせいぜい来年までしか使えないようだ。
深さ50cm、幅40cm、長さ9mほどの溝を切る。これから1ヶ月、野菜中心の生ゴミを投入し10cmほどの覆土をし元肥とする。一昨年、同じ方法で栽培したサトイモで最大の収穫になったものは1株で7.5kgにもなった。

2月2日 冬眠しないカエル
ハウスのカエル
曇り空でもハウスの中は春の暖かさ。

播種:スナックエンドウ
播種:スナックエンドウ
10月から露地で栽培しているエンドウマメ類は11月が温暖だったため生長しすぎて1月の寒さでかなり傷んでしまった。冬でも春の暖かさのハウスならば5月の収穫を期待して播種してみた。

播種:ロケット(ルッコラ)
播種:ロケット(ルッコラ)
露地では早すぎる播種時期になってしまうが…

播種:ミズナ(シャキさら)
播種:ミズナ
土壌分析で肥料過多のハウス、レタスを収穫したばかりの畝にそのまま播種しても肥料分は十分だろう。

2月3日 播種:ニンジン(ベーターリッチ)
播種:ニンジン(ベーターリッチ)
ダイズの後に3条、3粒ずつ株間8cm、条間15cmで点蒔き。
ニンジン畝にビニールトンネル
保温・保湿のため不織布をベタ掛けし、ビニールトンネル。さらに翌日、確実に発芽させるため新聞紙でマルチし、トンネルのビニールを二重にした。

2月5日 温床作り(ハウス)
温床作り
竹の杭を6本を打ち、それを割竹で挟み、その間に藁を詰めて囲いにする。
柄が取れてしまった鉈
枠の完成を目標としていたが、ナタの柄が取れてしまった。今日の作業はここまで。
懇意にしているパン屋さん兼レストランからサラダ・バー用に野菜供給の依頼がきた。そのセールスの予定がある。

温室で農閑期なし2013/02/09 21:27

1月に農作業を怠けていたせいか、2月に入って毎日が忙しくあっという間に日が暮れてしまう。それもこれもハウス(温室)があってのことだ。ボイラー等の加温設備はなくても降り注ぐ太陽光でハウス(温室内は冬を忘れさせるほど暖かい。
本来ならば4月以降に播種適期となるハーブ類の播種、12月上旬に播種したレタス等の鉢上げなどができる。
7日に定植したサニーレタス
定植:サニーレタス52株
8日に定植したサニーレタス
定植:サニーレタス48株
スペースが足りないので枯れてしまったバナナの脇に
定植:サニーレタス48株
他にキャベツの収穫あとにも
発芽した長ネギ
1月29日に播種した万能小ネギ、下仁田ネギ、石倉一本太ネギも無事発芽している

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
      ジムまで徒歩5km
      Jog120分 8km/h   水泳700m
     筋トレ ラットプル 55kg 10x8
                ショルダープレス 20kg 20x4

天候:晴れ    気温:1℃-9℃
作業時間:10:00-13:00
鉢上げ:サニーレタス
サニーレタス等の鉢上げ
12月上旬に苗箱に播種したレタス。鉢上げや定植のスペースに余裕がなく放置したままになっていた。
鉢上げしたレタス類
2号ポットに鉢上げしてものを数えてみるとサニーレタスだけで80株になった。他に玉レタスとサラダ菜数株も
サラダ菜の苗
鉢上げを待つサラダ菜、150株分はありそうだ。

播種:ハーブ2種(セージ、バジル)
播種:セージ、バジル
苗箱に2条ずつ条蒔き

ジャガイモの芽出し
ジャガイモの芽出し
日当たりの良いベランダで太陽光に晒す。紫外線でジャガイモの発芽が促進されるらしい。
左がメークイン、右が自家種芋のキタアカリ。自家採種のジャガイモは年々サイズが小さくなってしまうというが、自家採種が当たり前だったであろう昔はどうしていたのだろうか。

自然の力だけで促成栽培2013/02/13 20:58

ナス、ピーマン、トマト、キュウリなどの夏野菜を6月に収穫するには促成栽培が必要になる。太陽光と外気の遮断だけでは夜間の気温が低すぎる。一般的には石油などをの燃料を燃やして加温するのだが、経費がかさむ上に環境にも悪影響をおよぼすので論外だ。
古来から伝わる伝統の知恵をお借りして「踏み込み温床」で熱源を得ることした。
材料は竹、針金、稲わら、刈草、枯葉、収穫残渣、鶏糞、米ぬか。この中で自然由来でない人工物は針金だけだ。針金も朽ちれば鉄と亜鉛に分解され野菜栽培に必須の微量元素の供給源になる。
刈草や枯葉が枯草菌の働きにより分解される過程で70℃に及ぶ熱が発生する。使用した刈草や枯葉の分量にもよるが2週間はこの温度を維持できる。この間に夜間を通じて20℃以下では発芽が難しい夏野菜の発芽を促すのが目的だ。

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
本来であれば、毎朝恒例のヨガだけでなく筋トレやランニングなどが今日の予定になっているが、先週の土曜日の2時間走以来、細胞レベルで疲労している感じがしている。気のせいかと思っていが、スポーツ雑誌に極度の疲労があるとそういうことがあるという記事をたまたま目にし、今日もいやな疲労感があるので自重した。

天候:晴れ    気温:1℃-13℃
作業時間:11:30-16:00
踏み込み温床作り
踏み込み温床作り
竹の枠に断熱材となる稲わらを詰めて側壁にする。
踏み込み温床
刈草や枯葉などと鶏糞、米ぬかを交互に投入し踏み込む
踏み込み温床内部
各層の厚さは踏み込んで10cmくらいで5層ほどか、作業に夢中で確認していない。
踏み込み温床
最後に散水パイプに水を通すが、水の出が悪く発酵には不十分と思われたのでポリタン4杯分を投入しさらに踏み込む。順調に発酵が進めば1周間のうちに内部の温度は70℃に達するだろう。
踏み込み温床
保温用のビニール・トンネルために竹をアーチ状に架けて一応の完成。
踏み込み温床用の刈草や枯葉
かなり大量に積んでおいた刈草や枯葉は1/3ほどになっていた。3月上旬に予定している2つ目の踏み込み温床は小規模なものになりそうだ。

気を逸らそうたって・・・2013/02/15 21:20

中国の大気汚染の酷さは人々の健康に深刻な影響を与えていきそうだ。かつての横浜港から対岸の川崎方面を眺めると、製鉄所から吐き出されるばい煙が空にたなびきオレンジ色に染めていた。そのせいか風邪を引くとすぐに気管支を傷め咳がなかなか止まらなかったのを覚えている。
最近、肺炎や肺がんの罹患率が高まっているようだ。大気汚染が見かけ上治まっているようでも、状況は悪化の一途を辿ってきているのかもしれない。
高度経済成長期に比べれば空はきれいになったように見える。工場が排出する汚染物質だけでなく、車などの排気ガスの増加がありながら汚染物質が減ってきているとはとても思えない。
さらには、事故を起こした福島第一原発から飛散してくる放射性物質だけが脅威というわけではなさそうだ。
放置された劣化ウランによる「新しい放射能の危機」にさらされているようだ。東日本大震災をもたらした地震で千葉県に貯蔵されていた劣化ウランが燃焼する危機にあったらしい。劣化ウランは非常に燃えやすく、燃焼すると放射性を帯びた微粒子となり、すぐに拡散し周囲に深刻な核汚染をもたらすという。
その劣化ウランが全国195ヶ所に1545万6600リットルがほぼ放置されたままらしい。中国のPM2.5も脅威だが、自分たちの足元にもっと注意を向けていないと大変なことになりそうだ。

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)

天候:曇りのち雨   気温:3℃-6℃
温床の様子
温床の温度
温床が完成して2日目で内部(表面下15cm)温度は60℃を超えている。夏野菜の播種を急がねばならない。発酵がこれだけ速いと、終息もそれだけ早くなりそうだ。

味噌作りの準備
材料:ダイズ7kg、麹7kg、塩3kg
塩切り麹
塩切り麹
麹に塩を混ぜて「塩切り麹」にしておくと常温での保存期間を伸ばすことができる。
脱穀しただけのダイズは汚れているので入念な水洗いが必要だ。
水につけたダイズ
洗浄したダイズを水につけておくと1晩で3倍に膨らむ。
播種用のダイズ
播種用のダイズ1kg。

温床を利用2013/02/16 21:25

踏み込み温床は手間はかかるがいいことばかりだ。第一に経済的で廃棄物が出ない。かかった材料費は針金代くらい。ほぼ2週間、苗箱12箱分の広さを昼夜問わず25℃以上に保つのに電気代や燃料代は一切かからない。鶏糞や米ぬかとともに積み込んだ枯葉や刈草はほぼ完全に分解し理想的な育苗土になる。
夏野菜のナス、トマト、ピーマンをそれぞれ2種、いずれも固定種を播種した。ハウスの室温は正午頃で20℃を超えているが、日が落ちれば急速に温度が下がる。気がかりは日中の温床内の温度だ。発芽するまでは温床内に置き、発芽後の日中は温床外に出し、夜のうちは温床内に戻すのが理想的だが…

本日の運動:朝食前にヨガ(太陽礼拝AB3セットずつ)
      Jog60分 8km/h   水泳400m
     筋トレ ラットプル 55kg 10x5
                ショルダープレス 20kg 20x3
先週の土曜日以来、体調が今ひとつだった。今日も走り始めると身体中に違和感があり、中断しようか迷う。時間が経つうちに身体が温まるとともにほぐれて違和感が消てくる。1時間が経過する頃には復調した感じだったが、自重しておいた。怠惰な生活ができない身体になってしまったようだ。

天候:晴れ    気温:1℃-6℃
作業時間:10:00-13:30
定植:レタス2種(40株)
定植:レタス2種
サニーレタスと玉レタス。

播種:ナス2種(泉州水茄子、賀茂茄子それぞれ5鉢
播種:泉州水茄子、賀茂茄子
4号ポット(12cm径)に3粒ずつ播種。大きめのポリポットなので鉢替えの必要がない。

播種:トマト2種、ピーマン2種。それぞれ5鉢ずつ
播種:トマトとピーマン2種ずつ
黄色のポリポットにはピーマン(トマトフルーツとカリフォルニアワンダー)、赤のポリポットにはトマト(サンマルツァーノとチェリートマト)
踏み込み温床
水遣りの後、ブルーシートで覆い保温。

播種:チンゲンサイ
播種:チンゲンサイ
畝長4m、条間15cmで3条。条蒔き。