努力の跡2010/09/05 19:54

この10日間、毎日水遣りに暮れた。ポリタン2本を一輪車に積んで15往復ほどしたためか、通路の草が剥げてしまった。
一輪車の轍の跡
水遣り10日目の今日、水運びをしなかった。その余裕で通路の轍に気づいた。努力は報われるのか・・・
水遣りの難しそうな畑の様子を見ると、サトイモの葉が茶色く枯れて、株自体も小さい。
水不足のサトイモ
手前には用水路があるが、勝手な取水は許されないようだ。台風9号が日本海を通過する木曜日辺りに雨が期待できそうだが、それまで水遣りを続ける必要がある。
とはいえ、「努力が報われる」というのは予定調和で必ずしも真実ではない。「正義は勝つ」も幻想というか、希望でしかない。実現するよう努力して、その可能性が出てくる程度のことだ。憲法の前文にも、その理念の実現には「不断の努力」が必要とある。
今のところ、わが畑のサトイモは比較的元気がよいが、用水次第なので、努力が報われるかどうか、わからない。
サトイモ
異常気象というが、水の豊富な日本で、この程度ですぐに畑が水不足になるのはおかしい・・・畑作をするすべての人に無償で水を供給できる体制があってよいはずだ。用水といっても、生活雑排水で溢れる下水のような水を使わざるを得ない人が多い。野菜は虫食いのない見かけさえよければ、あとは何でもよい、というのだろうか。
稲作用の用水路の水を大々的に利用するには、それなりの出費も伴うし、農家でない人間にはその他の困難が伴いそうだ。食糧自給率が低いといいながら、お金が必要な所に回っていないのだろう。
温暖化が進むにしたがって、気候の変動の幅が大きくなることは予想がつく。気温はともかく、小川のせせらぎが聞こえる用水がどこにもあって、畑作で水不足に悩まない施設があってもよいのではないか。