虫めづる姫君2010/09/04 20:14

今日、久しぶりにKMさんとMSさんが畑にやって来た。応援があるので水遣りしながら他の作業ができる。昼過ぎに作業が一段落した頃、KMさんがサトイモ畑で大きなスズメガの幼虫を数匹捕まえた。大事そうに手のひらに載せている。サトイモの芋虫が可愛いのならば、ゴマについていたゴマ虫(8月20日に画像を掲載)はもっと愛嬌がある。見せたあげたかったが、ゴマは収穫を終えていてゴマ虫の姿はない。
持ち帰りたいというので、ペットボトルを細工して中に入れた。これで持ち帰れるが、中で3匹がうごめいている様子はちょっとグロテスク・・・さすが、生物学の専門家の卵、好奇心旺盛で観察に余念がない。KMさんも私もここまで客観的になれない。

手伝いもあり、準備もできていたので、以前から考えていた実験的な栽培方法を試してみることにした。
「別冊現代農業2008年7月号・農家が教える混植・混作・輪作の知恵」のP.55に「緑黄色野菜を切らさない空き地への全面混播方式」というのがあった。
中心作物の周囲のスペースに数種類の緑黄色野菜の種を混ぜて蒔くというものだ。
本の中ではジャガイモ、ニラ、インゲンが中心作物だが、ブロッコリーとカリフラワーの畝で試してみることにした。
1週間前に畑の深いところから掘り出しておいた粘土質の土をフルイに掛け砂状にする。
ニンジン、二十日ダイコン、ワサビ菜、ホウレンソウ、チシャ・レタス、ルッコラ、ミズナなどを砂状の粘土に混ぜ、草マルチの下に蒔いた。最後に水遣りをして終了。
成功すれば、ドレッシングを用意するだけでサラダの材料がほとんど揃ってしまう。実験には失敗がつきものだが、すべて失敗ということはないだろう。
この数日、水遣りだけで手一杯な上、疲労もあって他の作業が延び延びになっていた。二人の手伝いがあったので播種までやり終えられたが、写真を撮る余裕がまったくなかった。