コンパニオン・プランツの効果2010/06/24 20:14

畑を観察していて、植物同士がうまく棲み分けし共生関係がなりたっているかどうか、確かめるのはかなり面倒なことだ。施肥や畝の条件を同じにして、コンパニオン・プランツを一緒に植えたものと、植えないものを比較すればよいのだが・・・

サトイモとショウガにヘアリーベッチ
サトイモ、ショウガ、ヘアリーベッチ
バンカー・プランツのヘアリーベッチはもうすぐ倒伏して敷き藁代わりになってくれるらしい。ショウガの生育に影響があると思えば、いわゆる雑草と違って、軽く引き抜けば枯れて敷き藁のようになってくれる。マメ科なので窒素供給もある。
サトイモ、ミョウガ,ヘアリーベッチ
ミョウガの生育がよすぎるくらいでサトイモの影が薄い。

トウモロコシ(イエローポップ)とエダマメ
トウモロコシ(イエローポップ)とエダマメ
この地域では、4月に最大瞬間風速が24.8mを記録している。風除けのトウモロコシが倒伏するのではないか、と心配していたが、エダマメが根元への風の直撃を妨げているようだ。この点だけでもコンパニオン・プランツの効果あり、と考えてよさそうだ。あとは、エダマメにどれだけ実が入るかも判断材料になりそうだ。三田にはエダマメとしても大豆としても収穫できる「中生三河島枝豆」が単独で植えてあるので、大雑把な比較ができそうだ。

カボチャとエンバク
カボチャとエンバク
カボチャは蔓をしっかりエンバクに絡ませネット代わりにしている。実が付いても、地面に直に接することも避けられるので手間要らず・・・となってくれるとよいのだが・・・カボチャにはいいことばかりかもしれないが、エンバクには迷惑ばかりかもしれない。

花が咲いたパセリとナス
パセリとナス
効果の程は不明だが、お互いに邪魔にしている様子はない。

安定群落菜園=Climax Gardenにするためには、連作障害の問題を避ける手立てが必要になる。1つの畝になるべく多様な植物を植え、一定の病原菌や害虫が増えることを防ぐことが重要な要素になりそうだ。残渣を持ち出さず、微量元素を消失させないことも必要だろう。
初夏の菜園
草ぼうぼうの荒地に見える、と言う人も多そうだ。こんな具合に、毎年同じ畝に同じ作物を栽培して、病気や害虫の蔓延がないまま収穫に至れば成功なのだが・・・連作障害を避けるのはそれほど簡単ではないだろう。

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